BMWが新型SUV「X7」を発表

2018.10.22 自動車ニュース
コンセプトカー「X7 iパフォーマンス」と同様に、大型のキドニーグリルを採用した「BMW X7」。
コンセプトカー「X7 iパフォーマンス」と同様に、大型のキドニーグリルを採用した「BMW X7」。拡大

独BMWは2018年10月17日(現地時間)、新型ラグジュアリーSUV「X7」を発表した。このモデルは、2017年9月に開催されたフランクフルトモーターショーで「X7 iパフォーマンス」として発表されたコンセプトカーの市販版といえるもので、アメリカのサウスカロライナ州にあるスパータンバーグ工場で製造される。

全長×全幅×全高=5151×2000×1805mm、ホイールベース=3105mmという堂々たるサイズを持つ「X7」。北米市場ではキャデラックの「エスカレード」やメルセデスの「GLS」などのライバルと目されている。
全長×全幅×全高=5151×2000×1805mm、ホイールベース=3105mmという堂々たるサイズを持つ「X7」。北米市場ではキャデラックの「エスカレード」やメルセデスの「GLS」などのライバルと目されている。拡大
トップモデルとなる「M50d」には最高出力400ps、最大トルク760Nmの直6ディーゼルエンジンに8段ATを組み合わせ搭載している。
トップモデルとなる「M50d」には最高出力400ps、最大トルク760Nmの直6ディーゼルエンジンに8段ATを組み合わせ搭載している。拡大
「X7」のインテリア。インフォテインメントシステムの「BMWライブコックピットプロフェッショナル」では、最新バージョンとなる「BMWオペレーティングシステム7.0」を採用する。
「X7」のインテリア。インフォテインメントシステムの「BMWライブコックピットプロフェッショナル」では、最新バージョンとなる「BMWオペレーティングシステム7.0」を採用する。拡大
「X7」では、BMWの「Xシリーズ」では初となる3列シートを標準装備。オプションで2列目を2座仕様にすることも可能。
 
「X7」では、BMWの「Xシリーズ」では初となる3列シートを標準装備。オプションで2列目を2座仕様にすることも可能。
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前席、2列目と同様に3列目シートも電動となるほか、3列目シート用のドリンクホルダーやUSBソケットを搭載する。
前席、2列目と同様に3列目シートも電動となるほか、3列目シート用のドリンクホルダーやUSBソケットを搭載する。拡大
荷室容量は通常時326リッター。荷物の積み下ろしが楽になるように、荷室のスイッチによって車高を40mm下げることも可能だ。
荷室容量は通常時326リッター。荷物の積み下ろしが楽になるように、荷室のスイッチによって車高を40mm下げることも可能だ。拡大
3列目を倒せば750リッターの容量を、2列目シートまでを倒せば最大で2120リッターまで荷室容量が拡大できる。
3列目を倒せば750リッターの容量を、2列目シートまでを倒せば最大で2120リッターまで荷室容量が拡大できる。拡大
「スカイラウンジ」と呼ばれるパノラマガラスルーフを装備。1万5000個のLEDライトを使用したイルミネーションを楽しめる。
「スカイラウンジ」と呼ばれるパノラマガラスルーフを装備。1万5000個のLEDライトを使用したイルミネーションを楽しめる。拡大

「X5」や「X6」の上位モデルとなるX7は、BMWとして初めて3列シートを採用したフラッグシップSUV(同社ではSAV=スポーツ・アクティビティー・ビークルと呼ぶ)として、新規開発されている。ボディーサイズは、全長×全幅×全高=5151×2000×1805mm、ホイールベースは3105mmで、当然ながら現行「Xシリーズ」において最大となっている。

大型のキドニーグリルに対して薄型となるLEDヘッドライトを標準採用したX7のフロントマスクは、コンセプトモデルのイメージを忠実に再現しているともいえそうだ。内側がブルーに光るレーザーライトを採用したヘッドライトはオプションで、ハイビーム時に600mの照射距離を実現した。また、X7 iパフォーマンスで採用されたテールライトの意匠や垂直に近いリアゲートなど、リアビューもまたコンセプトカーに近いデザインイメージを持っている。

インテリアは、フラッグシップモデルらしく、豪華なデザインと装備を採用している。メーターパネルには12.3インチの液晶パネルを組み込み、センターコンソール上部に配置されるインフォメーションディスプレイも同じく12.3インチサイズとなる。天井には、「スカイラウンジ」と呼ばれるパノラマガラスルーフを装備し、夜になると1万5000個のLEDライトが星空を連想させるイルミネーションに彩られる。

シートは3列シートが標準で、どの列も電動シートとなり、すべての列にアームレストとドリンクホルダー、USBソケットが備わる。オプションでセカンドシートをセパレートタイプに変更できるほか、3列目シートが必要なければこのスペースを荷室にした2列シート仕様を選ぶことも可能だ。3列目シート使用時の荷室容量は326リッター、3列目の背もたれを倒した際には750リッターの容量を確保している。2列目シートまでを倒せば、最大で2120リッターまで荷室容量を拡大できる。

エンジンは当初、ガソリンとディーゼルを2種類ずつラインナップ。ガソリンエンジンのラインナップとなる「xDrive40i」には最高出力340ps、最大トルク450Nmの直6を、「xDrive50i」には最高出力462ps、最大トルク650NmのV8を搭載。ディーゼルエンジンのラインナップとなる「xDrive30d」には最高出力265ps、最大トルク620Nmの直6を、「M50d」には最高出力400ps、最大トルク760Nmの直6を搭載している。全エンジンとも8段ATとの組み合わせとなる。

ハイパフォーマンスモデルに与えられる「M」を用いた車名がディーゼルエンジン搭載車に与えられ、V8ガソリンエンジンが欧州市場で販売されないと発表されている点も興味深い。

足まわりでは、オートマチックセルフレベリング機構を備えたエアサスペンションを採用。138km/hの速度を超えると自動的に車高が20mm下がり、高速走行に適した設定に変更される。また、運転席のスイッチによって車高は2段階に変更可能で、オフロード走行の場合は標準よりも40mm車高をアップできる。さらに荷物の積み下ろしが楽になるように、荷室のスイッチによって車高を40mm下げることも可能だ。

安全面ではBMWの最新バージョンとなるADAS(先進運転支援システム)が採用されている。そうしたシステムに加え、オプションの「ドライビングアシスタントプロフェッショナル」では、交通渋滞アシストやレーンキープアシスタントを含むステアリング/レーンコントロールアシスタントのほか、ドライバーが運転中の状況に注意を払っているかどうかを判断するために頭部位置を監視するインテリアカメラも内蔵。このシステムは、ドライバーがステアリングホイールに60秒間手を触れなくても、その間クルマが安全を確認し走行を続けるという(2019年4月から欧州で利用可能になる予定)。

インフォテインメントシステムには、BMWオペレーティングシステム7.0を採用した「BMWライブコックピットプロフェッショナル」を標準装備。音声でアシストが起動し、安全かつスムーズにさまざまな機能や情報にアクセスできる。なお、このシステムは自動的にバージョンアップを行い、常に最新のソフトウエアが使用可能となっている。

Xシリーズのフラッグシップとして期待されるX7は、2019年3月に欧州および北米市場で販売を開始し、同年9月に日本上陸予定となっている。

(webCG)

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