第532回:歴代モデルを駆って目指すは花の都
ステアリングを握って知る「ジャガーXJ」の50年史

2018.10.27 エディターから一言
1968年デビューの初代と、最新の現行モデルを先頭に走る歴代「ジャガーXJ」。
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今年でデビュー50周年を迎えたジャガーの基幹サルーン「XJ」。その歴代モデルを駆って、英キャッスル・ブロムウィッチから仏パリを目指すグランドツアーに参加。実際にステアリングを握りながら、英国を代表するスポーツサルーンがたどった変遷を振り返る。

初代「XJ」(シリーズ1)を先頭にパリを目指す車列。
初代「XJ」(シリーズ1)を先頭にパリを目指す車列。拡大
「XJ」の歴史についてレクチャーを受ける取材陣。初代XJは1968年のパリモーターショーで世界初公開された。
「XJ」の歴史についてレクチャーを受ける取材陣。初代XJは1968年のパリモーターショーで世界初公開された。拡大
ジャガーの創業者、サー・ウィリアム・ライオンズがステアリングを握ったというシリーズ1の「XJ」(左)と、最新の「XJ50」(右)。
ジャガーの創業者、サー・ウィリアム・ライオンズがステアリングを握ったというシリーズ1の「XJ」(左)と、最新の「XJ50」(右)。拡大
 
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ドーバー海峡を渡り、XJ初披露の地を目指す

1968年のパリモーターショーにおいて1台のサルーンがセンセーショナルなデビューを果たした。その名は「ジャガーXJ6」。ウィリアム・ライオンズの手になる独創的なスポーツサルーンで、そのコンセプトは至ってシンプルに「『Eタイプ』のパフォーマンスをセダンに」というものであったという。同時にこの新型サルーンはジャガーにとって大きな賭けでもあった。それまでの「Sタイプ」「420」「240/340」「420G」という4つのモデルを1つに統合する試みでもあったからだ。

果たして、その賭けは成功する。1972年には量産サルーン初の12気筒エンジン搭載グレード「XJ12」がデビュー。続いてホイールベースを10cm強延ばしたロングホイールベースもラインナップし、今日のジャガーの礎となった。

あれからちょうど50年。半世紀の年月を経てXJシリーズは都合8世代のモデルを世に送り出してきた。先述のシリーズ1に始まり、シリーズ2(1973〜)、シリーズ3(1979〜)、XJ40(1986〜)、X300(1994〜)、X308(1998〜)、X350(2002〜)、そして現行モデルのX351(2009〜)である。

そのすべてのモデル(ジャガー・ランドローバー・クラシック保有)を乗り継ぎながら、現代のジャガーの生まれ故郷であるキャッスル・ブロムウィッチからドーバー海峡をフェリーで渡って初披露の地パリを目指すという、しゃれたドライブツアーに幸運にも参加することができた。終着点のショーブースでは、サー・ウィリアム・ライオンズが自らステアリングを握ったシリーズ1と、自らの50周年を祝う記念モデル「XJ50」が並んで待っている。何と粋なプランであることか!

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