ボナムスのオークションにも

先述したアウトモト・デポカでは、期間中に開催された有名オークションハウス、ボナムスのセールにも、なんと1976年のBJ40型が出品されていた。2018年にフルレストアが施されただけあって、筆者がこれまで見たどの40系よりもコンディションが良好だった。

図録の口上が面白い。「このクルマは、どのようなタイプのコレクションにも最適。かつ、郊外の別荘でのエレガントな足としてもうってつけです」。ランドクルーザーが「エレガント」というのは、先ほどの評論家スポルヴェリーニ氏の「スタイル」という言葉と共通点が見いだせる。

結果は、ほぼ想定の価格圏である1万5819ユーロ(203万0610円。手数料15%込み。消費税22%別)でハンマープライスとなった。だが、並み居るヒストリックカーとともに、ランドクルーザーが並ぶ時代になったのだ。

2018年10月、パドヴァで開催されたボナムスのオークションに出品された1976年の40系。
2018年10月、パドヴァで開催されたボナムスのオークションに出品された1976年の40系。拡大
各バッジの書体もレトロ感満点。この40系は1万5819ユーロ(約203万円)で落札された。
各バッジの書体もレトロ感満点。この40系は1万5819ユーロ(約203万円)で落札された。拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住21年と脈絡なき人生を歩んできたものの、おかげで妙に顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして執筆活動に携わると共に、NHKラジオフランス語テキストでも活躍中。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』レギュラーリポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも奮闘している。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など数々の著書・訳書あり。

あなたにおすすめの記事
関連記事
ホームへ戻る