やっぱり1位はあの話題に……

1位:日産カルロス・ゴーン大騒動
11月19日の夕方、「カルロス・ゴーン日産会長逮捕」という一報が入りました。1999年、苦境の日産に“コストカッター”の異名を持つゴーン氏がルノーから派遣されなければ、日産は倒産し、民事再生法が適用され、二束三文で別のメーカーに吸収され、「NISSAN」ブランドも残っていなかったかもしれません。その日産のV字回復の立役者自らが、蓄財のために不正を働いた疑惑で逮捕されるという現実に、人間の本性を見た、いや違うな、人間は変わるのだなということを見せつけられた気がしました。

その日、ゴーン前会長は羽田空港に着陸した途端、ビジネスジェットの機内に東京地検が乗り込んできて逮捕されました。ほぼ同時刻に同じ容疑をかけられたグレッグ・ケリー前代表取締役も、東関道のどこかのサービスエリアで逮捕されました。頼んでもいないのに(指示を受けた)運転手が突然サービスエリアに入って停車した時、ケリー氏は、運転手は腹の調子が悪いのかな? とでも考えていたかもしれませんが、実際には運転手のみに連絡が入り、後ろに座る役員を逮捕するためにサービスエリアに入ったわけですから劇的です。このあたり、池井戸 潤や真山 仁あたりが現在絶賛取材中でしょうから、作品を待ちましょう。山崎豊子がいないのが残念です。

それにしても、日産が久々に世界を驚かせたと思ったら、それがプロダクトに対する驚きではなくトップの逮捕劇だったとは残念です。

(文=塩見 智/写真=三菱自動車、トヨタ自動車、FCA、ジャガー・ランドローバー、スズキ、ロールス・ロイス・モーター・カーズ、日産自動車/編集=藤沢 勝)

11月19日の夕刻、日本中が衝撃を受けたこのニュースがやっぱり1位。まだ疑惑ではあるものの、人間は変わるのだなという気持ちを抱いた。
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