あの人気車種もモデルチェンジ!?
2019年の自動車業界はココに注目
2019.01.04
デイリーコラム
今年は「大衆車の年」になる!
2019年は新元号の年(5月より)。新元号はクルマにはあんまり関係なさそうですが、なんとなく気分はアガります。
そして今年は、消費税アップの年(見込みでは10月から)。こっちのほうは、消費の冷え込みを抑えるために、実質的な「値上げ」がないような仕組みになるため、駆け込み消費やその反動冷え込みは最小限か。となると、こっちも「無風」ということになります。
また、2019年10月以降に新車を購入すると、自動車税が若干お安くなります。最大でも年4500円ぽっちで、それくらいなら値引き交渉を粘ったほうがはるかにデカいってのが本当のところですが、人間は固定費を嫌うもの。税金が安くなるコンパクトカークラスは、軽や中・大型車からの乗り換えで、若干活気づくのではないでしょうか。
だから、というわけではまったくありませんが、今年のニューモデルは「大衆車まつり」になりそうです!
大物としては、まず新型「カローラ アクシオ/フィールダー」! 年々「おじいさんのクルマ」になりつつあったカローラだけど、今度のカローラはこれまでとは比べものにならないくらいカッコいいはず。なにせ海外向けのカローラベースに、ややサイズを縮めて開発されるので!
ただ、それでも3ナンバーにはなるので、従来のおじいさん系ユーザーは、一斉にカローラ離れを起こすでしょう。国内の登録車販売ランキングを見ても、3ナンバーで上位に来ていたのは「プリウス」くらい。つまりカローラはまるで売れなくなる! ガクー!
カローラがダメとなると、期待が高まるのが「ホンダ・フィット」です。こっちは、現行モデルがオーバーデザインで失敗したので、コンサバなフツーのハッチバックになると予想されております。近年のホンダデザインの低迷を見ると、大きな期待はできませんが、ハイブリッドはi-MMDになり、大幅に洗練されるはず。自動車税の引き下げを追い風(微風?)に、持ち前の抜群の居住性を生かして、大暴れの可能性もあるでしょう。
税率アップで中古車は……?
トヨタの「ヴィッツ」と「アクア」も、2019年後半にモデルチェンジしそうです。ヴィッツは車名も「ヤリス」と改めて、欧州テイストに生まれ変わるとか。現行ヴィッツはデザイン・中身ともに非常に残念な状態でしたから、こっちも大躍進の目があるかも。
一方、私が好きなアクアはどうなるのか。サッパリ予想がつきませんが、大衆車まつりの波に乗って、し烈な上位争いを展開してくれそうな気がします。2019年はカローラが沈没して、ヤリス、フィット、アクアが大バトルを展開すると予想されますネ!
そのほか、個人的に楽しみなのは、新型「日産ジューク」です(出ればですが)。世界を席巻したあのデザインがどう生まれ変わるのか。ゴーンショックに揺れる日産ですが、日産デザインの意地と根性を見せてくれ! ジュークは国内では売れなくてもいい、とにかくデザインで飛ばしてくれ! そんな感じです。
もうひとつの大きな楽しみは、「マツダ・アクセラ」ですね。こっちはカーマニアとして、デザインと「スカイアクティブX」に、マジに期待。でも、グローバルモデルだけに、幅がデカすぎて買う気にはならないんだろうな。
輸入車では、やっぱり新型「ゴルフ」が気になります。しかし現行モデルですでに全幅1800mm。新型はより上級志向になることが確実なので、全幅はさらに拡大か。そうすると国内市場では「いい加減にしろ!」ということになるかもしれない。中身がどんなに良くたって、そんなデカいクルマ、スーパーの駐車場に止めるのがめんどくさいよ! と。このクラスの輸入車にとって、全幅の拡大は冗談で済まされなくなってくるかもです。
一方私が大好きな中古車はどうか。中古車の場合は、容赦なく消費税がアップされるわけですが、もともと総額表示なので、2%のアップ分は、ほとんど業者さんがかぶるでしょう。もちろん2%値上げするのはお店の自由だけど、ほかのお店も一斉に値上げしてくれないと、自分のお店だけ売れなくなるので、自由競争原理によって、中古車も消費税アップの影響はナシと見て間違いあるまい。つまり「無風」です。のれんに腕押しで申し訳ございません。
(文=清水草一/写真=トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダ、フォルクスワーゲン/編集=関 顕也)
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清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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