きっかけは「ジャガーEタイプ」

一方、主にアメリカから発生したとされる「コンバーチブル(Convertible)」の呼称は、元来サルーンやクーペをベースに改装したオープン版を称したものともいわれるが、1960年代以降はカブリオレの耐候性とロードスターのスポーツ性を兼ね備えた、万能型のオープンカーという意味合いが強くなってきたようだ。スタイリングはロードスター的にスポーティーであっても、サイドスクリーンは巻き上げ式となり、ソフトトップも手動、ないしは電動でワンタッチ操作できるものとなったのだ。

この流れを決定づけた要素のひとつに、英国のジャガーの動きがあるだろう。同社は1950年代の「XK150」まではロードスターとドロップヘッドクーペを併売してきたが、1961年にデビューした偉大な「Eタイプ」では、スポーティー&スタイリッシュで快適性も高い「OTS(オープン2シーター)」に統一。本場アメリカの代表選手「シボレー・コルベット」も同様のキャラクターとなっている。

この現代的コンバーチブルの特質は、マツダ・ロードスターや「アルファ・ロメオ・スパイダー」など、それぞれ異なるカテゴリーを示すネーミングが与えられたモデルにも息づき、2シーター/4シーターを問わず、確実に現代のオープンボディー車における主流となっているのである。

2018年のオートモビル カウンシルに出展されていた「ジャガーEタイプ」の「OTS(オープン2シーター)」。
2018年のオートモビル カウンシルに出展されていた「ジャガーEタイプ」の「OTS(オープン2シーター)」。拡大
あなたにおすすめの記事
新着記事