明かされる驚きのエピソードの数々

「これをもちまして、再生は完了しました」というクラブ代表・木賀新一氏の宣言を見守ったのは、われわれ取材メディアとクラブのメンバー約50名である。またその後には、車体やエンジン、ブレーキ、電装系など、担当部署ごとのレストア作業の報告が行われた。

報告は、「5段トランスミッションが売りのクルマなのに、なぜか4段が載っていた」「LSDが破損していたので、部品を図面から起こして作り直した」「フロントスポイラーがアルミのたたき出しであった」「初めて見るブレーキキャリパー方式だった」「軽量化のために車体の内側のあちこちが大胆にカットされていた」「ドアのゼッケン用の白いサークルのサイズが左右で違った」「フロントガラスのウェザーストリップの取り付けが古いやり方で、知っている人が1人しかおらず、専用工具もその人の個人のものしかなかった」など、驚くような話が続出。またNISMO FESTIVALでのサーキット走行を車内で撮影したオンボード動画の上映も行われた。復活したサニー1200 GXクーペは、ストレートエンドで車速が190km/hに達するなど、レーシングカーならではの走りを見せてくれたのだ。

名車再生クラブの木賀新一代表。普段は日産でエンジンの開発に携わっている。
名車再生クラブの木賀新一代表。普段は日産でエンジンの開発に携わっている。拡大
フロントグリルに装着された「GX 5SPEED」のバッジ。再生車のベースモデルは“5段MTが自慢”の「GX-5」と思われるのだが、同車にはなぜか4段MTが搭載されていた。
フロントグリルに装着された「GX 5SPEED」のバッジ。再生車のベースモデルは“5段MTが自慢”の「GX-5」と思われるのだが、同車にはなぜか4段MTが搭載されていた。拡大
レース用に改良されたA12型1.2リッター直4 OHVエンジン。NISMO FESTIVALでのデモランでは、サニーの車体を190km/hまで加速させた。
レース用に改良されたA12型1.2リッター直4 OHVエンジン。NISMO FESTIVALでのデモランでは、サニーの車体を190km/hまで加速させた。拡大
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