日本のモータースポーツ史を彩る名車

「NISMO FESTIVALでは、年配の方から若い方まで、非常に多くの方に声をかけていただきました。『昔、このクルマに乗っていたんだよ』『うちにサニーがありました』と。よく考えてみれば、日産の最量販時期のモデルなんですよね。昨年にノートが48年ぶりに(登録車の)販売台数No.1を獲得しましたが、その48年前っていうのが、このサニーですから(笑)」とクラブのメンバーが語る。

ちなみに、日本のモータースポーツ史においてプライベートチームやチューナーを育てたのも、このサニーと言っていいだろう。1960年代のレースは自動車メーカーによるワークスの戦いであったが、オイルショックで各メーカーは撤退。1970年代のレースはプライベーターが戦う場になり、そこで有力なモデルとして使われたのがサニーだったのだ。「現在の日本のレース界の基礎を築いたクルマでしょうね」と、ゲストとして参加していた日本MS推進機構理事長の日置和夫氏も言う。

レストアされた車両は、この後、座間にある日産ヘリテージコレクションに移される。インターネットで予約すれば誰でも見学は可能なので、気になる人はチェックしてみよう。

(文と写真=鈴木ケンイチ/編集=堀田剛資)

軽量小型のボディーに高回転型のエンジンを搭載した2代目「サニー」は、レースでも大活躍した。
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トランクルームに搭載された“安全タンク”。往年の名車のレストアは、今年もクラブのメンバーにとって貴重な経験となったことだろう。
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1972年式「サニー1200 GXクーペ TS仕様」と、レストアに携わった名車再生クラブのメンバー。
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