単独開発が難しい自動運転技術

もちろん公道を走る以上、安全を軽視できるわけがない。重要なのは何をもって“ある程度の完成度”とするか、その見立てだ。これまでにWaymoの車両も路上で停止するなどのトラブルが起きているが、ウーバーのような重篤死亡事故は起きていない。単位距離あたりのトラブル発生頻度で見ても、Waymoはダントツに成績がいい。ちなみに、2018年10月時点でWaymoの総走行距離は1000万マイルに達している。

2018年秋、Waymoとホンダの破談が話題になった。両社は数年前から連携の道を模索していたようだ。というのも、自動運転の研究開発にかかるコストはけた違いで、ホンダに限らず単独開発は不可能に近い。トヨタはマツダなどと組む一方でソフトバンクと新会社を設立し、メルセデスはボッシュとの取り組みを進め、フォルクスワーゲンとフォードは電気自動車の開発も含めた包括提携を発表している。

ホンダはWaymoと組むことでITまわりの開発が進み、Waymoはホンダによって市販車開発への道が明るくなるという、双方に利点のある提携話だったはずだが、この交渉は実らなかった。ホンダは2018年10月にGMクルーズホールディングスおよびGMとの提携を発表。そしてWaymoにはルノー・日産との提携話が浮上したというわけだ。

公道での実証実験に積極的に取り組んでいるWaymo。安全に対する意識も高く、ライバルと比べて単位距離あたりのトラブル発生頻度も非常に低い。
公道での実証実験に積極的に取り組んでいるWaymo。安全に対する意識も高く、ライバルと比べて単位距離あたりのトラブル発生頻度も非常に低い。拡大
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