極めて貴重なファミリーカー
ルノー・ルーテシア ルノースポール トロフィー アクラポヴィッチ……344万円

長~い車名はダテじゃない。0-100km/h加速6.6秒でアスリート級の足まわりを持つ高性能コンパクト、ルーテシアR.S.トロフィーに、バイクの世界でも有名なアクラポヴィッチ製マフラーを装着。さらなる高出力化と軽量化が図られている。

フランスではオプション扱いの“アクラ管”だが、日本で味わうにはこの限定車を選ぶしかない。でも、本来30万円相当のアイテムがわずか10万円高で付いている! というのは、日本のユーザーには耳よりな話だ。

……と持ち上げておいてなんだけれど、実際どれほど性能アップしているかは、公道のチョイ乗り程度じゃわからない。自慢の音も、意外と静か。どころか、アイドリングはフツーのファミリーカーと変わらない。高回転まで回して初めて、ノーマルとは違う雄たけびがとどろき、シフトアップ時にバシュッ! と破裂音が響くようになる。

というわけで、逆説的だが「近所の目もあるし、ヤンチャなクルマは手が出しにくい」と思われているクルマ好き・運転好きにはオススメの逸材なのだ、この特別な「ルーテシア」は。

「恥ずかしいほどデカいウイングが付いてるじゃないか」って? それは、ルノー・ジャポンが独自に開発したオプションですからご心配なく。あえて付けない、という手もある。マフラー周辺や大径ホイールもダークな色で控えめな印象だし、黄色いボディーカラーが気になるようなら、もう1色ある白(ブラン グラシエ)を選べばいい。

そもそもベースはコンパクトカーとして定評のあるルーテシア。今回、その高性能版に乗ってみて感心させられたのは、むしろ視界のよさやキャビン&荷室の広さといった、基本的なつくりだった。

だからなのか、購入者は30~40代の、既婚でお子さんのいる(!)男性が多いという。たしかに、ガチガチの足も忍耐が要るほどではないし、ローンチコントロールの急発進を乱発しなければ、家族が嫌がることもないだろう。

100台限定。発売から1カ月で、まだ在庫アリ。悩めるお父さん、決めるならいまかも。

(文=webCG 関/写真=田村 弥)

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第1回:世界一クルマ好きといわれる国の最新モデル
輸入車チョイ乗りリポート~個性派ぞろいのイギリス編~

ルノー・ルーテシア ルノースポール トロフィー アクラポヴィッチ
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