外光の下でどう見えるか

明照寺:デザイナーとしては、実際のシルエットより丸くスポーティーに見せる技法を使っているあたりも、とても巧みな感じがしますね。

永福:マツダ3はボディーのヒップポイントがとても高く見えますよね。キュッと上を向いたお尻になっている。例えば「トヨタ・カローラ スポーツ」なんかと比べると。

ほった:カローラ スポーツの垂れ尻問題再び!」ですね。

永福:でも、実際のヒップポイントはそんなに高くない。マツダのSUVは物理的にもっとヒップポイントが高いんで、それでスポーティーに見えますけど、マツダ3は物理的な高さではなく、リアフォルムの丸みとか膨らみとか、その存在感の大きさで、相対的にヒップが高くてノーズが低いような感覚が出せてるように思うんです。そのあたりが魅力の根源かなって。

明照寺:ただ、遠くから撮った写真を見ると、ちょっとリアのボリュームがつきすぎかなっていう気もします。タイヤに対して、Cピラーのあたりが重く感じるかもしれない。ここらへんは、やっぱり外光の下で実車を見て確認したいですね。下手するとリアまわりのボリュームが強すぎて、タイヤが小さく見えるかもしれない。

永福:それはない気がしました。先代と比べると、リアオーバーハングは軽くなっているし、ルーフラインが下がり始めるポイントも前に来ているので。

新型「マツダ3ハッチバック」のサイドビュー。各所に、実際のボディー形状より丸くスポーティーに見せる技法が取り入れられている。
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丸みを帯びたリアの面構成に注目。リアにボリューム感を持たせることで、実際以上にノーズを低く、ヒップを高く見せている。
丸みを帯びたリアの面構成に注目。リアにボリューム感を持たせることで、実際以上にノーズを低く、ヒップを高く見せている。拡大
リアまわりでは、この角度からでも“末広がり”に見えるフェンダーの造形にも注目。腰高感は抱かずにすみそうだ。
リアまわりでは、この角度からでも“末広がり”に見えるフェンダーの造形にも注目。腰高感は抱かずにすみそうだ。拡大
「マツダ3ハッチバック」を引き目で撮った1枚。フロントとリアのボリューム感の違いに注目。
「マツダ3ハッチバック」を引き目で撮った1枚。フロントとリアのボリューム感の違いに注目。拡大
明照寺 彰(めいしょうじ あきら)

明照寺 彰(めいしょうじ あきら)

さまざまな自動車のデザインにおいて辣腕を振るう、現役のカーデザイナー。理想のデザインのクルマは「ポルシェ911(901型)」。

永福ランプ(えいふく らんぷ)
大乗フェラーリ教の教祖にして、今日の自動車デザインに心を痛める憂国の士。その美を最も愛するクルマは「フェラーリ328」。

webCGほった(うぇぶしーじー ほった)
当連載の茶々入れ&編集担当。デザインに関してはとんと疎いが、とりあえず憧れのクルマは「シェルビー・コブラ デイトナクーペ」。

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