きちんとつくり分けられてはいるが……

ほった:セダンのほうはどうでしょう。

明照寺:マツダ3でもうひとつスゴいなと思うのは、セダンとハッチバックで基本のデザインが違うことなんですよ。セダンとハッチバックでは、ドアの中身の構造物も違うんですかね?

ほった:今のところ、そこはまだわかりませんねぇ。

明照寺:ひょっとしたらドア構造から変えてるのかなっていう気もします。それをやると、例えば衝突試験とか設計とかに、お金が2倍かかるんです。

永福:そういうことなんですね~。

明照寺:サイドウィンドウのキャラも違うじゃないですか。

永福:まったく違いますね。

明照寺:普通、同じクルマでセダンとハッチバックをつくり分けるときは、両方ともちゃんとしたバランスをとるのが非常に難しいんです。でもマツダは、その点も妥協してないように見えます。

永福:ただ、セダンのほうはハッチバックに比べるとかなりフツーというか、凡庸に見えるなぁ。

明照寺:そうなんですよ。ハッチバックを見ちゃうと、セダンはかなり古臭くコンサバに見えてしまう。

新型の「マツダ3ハッチバック」(右)と「マツダ3セダン」(左)。
新型の「マツダ3ハッチバック」(右)と「マツダ3セダン」(左)。拡大
ハッチバックとは異なり、セダンは非常にコンサバティブなイメージでまとめられている。
ハッチバックとは異なり、セダンは非常にコンサバティブなイメージでまとめられている。拡大
明照寺:「共用する部分が多くなるので、ひとつモデルでセダンとハッチバックをつくり分けて、かつ両方ともバランスの取れたデザインとするのは難しいんですよ」
明照寺:「共用する部分が多くなるので、ひとつモデルでセダンとハッチバックをつくり分けて、かつ両方ともバランスの取れたデザインとするのは難しいんですよ」拡大
永福:「確信犯なんだろうけど、かなり普通のデザインだなあ」
ほった:「ガラスエリアのラインとか、先代(2代目)の『アクセラセダン』を思い出しますね」
永福:「確信犯なんだろうけど、かなり普通のデザインだなあ」
	ほった:「ガラスエリアのラインとか、先代(2代目)の『アクセラセダン』を思い出しますね」拡大
明照寺 彰(めいしょうじ あきら)

明照寺 彰(めいしょうじ あきら)

さまざまな自動車のデザインにおいて辣腕を振るう、現役のカーデザイナー。理想のデザインのクルマは「ポルシェ911(901型)」。

永福ランプ(えいふく らんぷ)
大乗フェラーリ教の教祖にして、今日の自動車デザインに心を痛める憂国の士。その美を最も愛するクルマは「フェラーリ328」。

webCGほった(うぇぶしーじー ほった)
当連載の茶々入れ&編集担当。デザインに関してはとんと疎いが、とりあえず憧れのクルマは「シェルビー・コブラ デイトナクーペ」。

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