背の高いスーパーカー

スペックを比べてみると、実に単純明快な事実が判明した。

アウディRS 7スポーツバック パフォーマンス
エンジン:V型8気筒(3992cc) DOHC インタークーラー付きツインターボ
最高出力:605ps
最大トルク:700Nm(オーバーブースト時は750Nm)
車両重量:2050kg

ランボルギーニ・ウルス
エンジン:V型8気筒(3996cc) DOHC インタークーラー付きツインターボ
最高出力:650ps
最大トルク:850Nm
車両重量:2200kg

んでもって、車両重量も見た目ほどの差はない。たったの150kg差だもん。おかげでパワーウェイトレシオもトルクウェイトレシオも、わずかながらウルスのほうが上だ。よく見たら、アウディのほうはボア×ストロークが84.5mm×89.0mmのロングストロークタイプ。一方ウルスは86.0mm×86.0mmのスクエアで、その分高回転型(?)だったのですね。アウディエンジンのブーストを上げただけじゃなかったんだ。さすがランボルギーニ!

ちなみにトルクウェイトレシオは、私が「もう速すぎてついていけない」と、2年前に降りた「フェラーリ458イタリア」とほぼ同じでした。こりゃ速いわけだ……。

コーナリングもまったく安定している。ビックリするくらい乗り心地がいいのに、しかも重心の高いSUVなのに、なんでこんなにビターッっと路面に張り付いてくれるんでしょう。これはまさしく背の高いスーパーカーそのもの! スゲエッ!

アウディRS 7スポーツバック パフォーマンス(写真=アウディ)
アウディRS 7スポーツバック パフォーマンス(写真=アウディ)拡大
ランボルギーニ・ウルス
ランボルギーニ・ウルス拡大
「ウルス」の4リッターV8ツインターボエンジン。
「ウルス」の4リッターV8ツインターボエンジン。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • ランボルギーニ・ウルス(4WD/8AT)【海外試乗記】 2018.5.11 試乗記 ランボルギーニ初の“スーパーSUV”「ウルス」に試乗。新しいタイプのファイティングブルには、ほかの高性能SUVとは違った持ち味があるのか。その走りをサーキットから一般道、オフロードまで、さまざまな道でチェックした。
  • ランボルギーニ・ウルス(4WD/8AT)【試乗記】 2018.12.18 試乗記 ランボルギーニが開発した、スーパーカーならぬ“スーパーSUV”「ウルス」。いざ日本の道でステアリングを握ってみると、他社のSUVとも従来のランボルギーニとも違う走りに、驚かされることとなった。
  • ランボルギーニ・ウルス(4WD/8AT)【試乗記】 2018.11.16 試乗記 ランボルギーニが“スーパーSUV”と呼ぶ「ウルス」がいよいよ日本に上陸した。全長5m超のボディーに、最高出力650ps、最大トルク850NmのV8エンジンを備えたこの“猛牛”は、果たして日本の交通事情の中で生き延びていけるのだろうか……。
  • 第127回:デカい 重い 速い 2019.3.12 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第127回は「デカい 重い 速い」。「ランボルギーニ・ウルス」で首都高をひとっ走り! 4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、650ps/850Nmを誇るスーパーSUVの実力は? 筆者がコーフン度MAXでリポートする!
  • ランボルギーニ・ウラカンEVO(4WD/7AT)【海外試乗記】 2019.2.12 試乗記 5.2リッターV10エンジンを搭載した「ランボルギーニ・ウラカン」が、より走りを高めた「ウラカンEVO」に進化。高性能モデル「ペルフォルマンテ」譲りの心臓を得た“ベビー・ランボ”の走りを、バーレーンのインターナショナル・サーキットからリポートする。
ホームへ戻る