心地よいエンジン

うーん、なんて気持ちイイんだ……。

なにもかもが気持ちイイけど、なによりもステキなのはエンジンフィール。アウディ、いいエンジン作るなぁ。

もちろん、ランボルギーニっぽくワルな味付けがされてる分のプラス評価もあるけど、下からトルクがモリモリで、トップエンドまでまったくよどみなく突き抜けるこの感覚! これはマジな話、「アヴェンタドール」のV12より気持ちイイであります。

私が思うに、アヴェンタのV12は低中回転型で、上まで回してもあんまり気持ちよくない。つーか全般にそんなに気持ちよくない。私が乗ってた「カウンタック」もそうだったけど、ランボルギーニのV12は、あのシザースドアを持ったボディーを動かすための機関車みたいなもんで、あくまで主役はドア。カウンタックの系譜はドアが命。ドアのために存在している!

「ウラカン」のV10はまた別で、フェラーリの自然吸気V8みたいな突き抜け感が素晴らしい。ウラカンはドアがフツーなので、エンジンで頑張るしかないのだ。そのように理解しております。

で、ウルスのエンジンの気持ちよさは、フェラーリエンジンに人生をささげる決意を固めてきた私の信念をも、軽くグラつかせるくらいのものだった。

個人的には生涯「自然吸気命!」ではありますが、ターボも突き詰めれば、こんなに気持ちイイんだねぇ。やっぱアウディって昔からターボやってるから、年季が違うんだな。それに比べたらフェラーリのターボは、快感っていう点ではまだまだ付け焼き刃っスね。

そういえばフェラーリのV8ミドシップ、新しくなるんだよねぇ……(遠い目)。

(文=清水草一/写真=池之平昌信/編集=大沢 遼)

「ウルス」のリアビュー。
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「ウルス」には、3つのオンロードモードと3つのオフロードモードから選べるANIMAコントローラーが備わる。
「ウルス」には、3つのオンロードモードと3つのオフロードモードから選べるANIMAコントローラーが備わる。拡大
テスト車には「ピレリPゼロ」の23インチタイヤが装着されていた。
テスト車には「ピレリPゼロ」の23インチタイヤが装着されていた。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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