マシンも次々アップデート

まずは気になるマシンから紹介していこう。フォーミュラEの主力モデルはレース専用に開発された電動フォーミュラカーで、シャシーや空力パーツ、バッテリーなどは共通のパーツを採用している。

2014-2015年の第1シーズンの際に投入されていた第1世代のマシン、Gen1はほぼワンメイクの状態で争われていたが、第2シーズンからはモーターやインバーターなどパワートレインの独自開発を解禁。このレギュレーション変更も新規メーカーの参戦を促すファクターとなり、Gen1のパフォーマンスアップを果たしたが、2018-2019年の第5シーズンに合わせて投入された第2世代のマシン、Gen2はさらなるアップデートが施されている。

具体的な変更点として挙げられるのは空力パーツが一新されたことで、エクステリアが近未来的なフォルムに変貌している。バッテリー容量も28kWhから54kWhにアップ。それまでは45分のレースを走りきることができずに、レース途中でピットインを行いマシンを乗り換えていたのだが、Gen2からはノンストップで1レースを走りきれるようになった。バッテリー容量の増加および最高出力の向上で、最高速度がGen1の220km/hから280km/hにアップしたことも、Gen2の特徴といえる。

とはいえ、45分間の全開走行が難しいことから、基本的にレース中の最高出力は200kWに抑えられているのだが、レコードラインから外れた不利なラインを通過することで10%の出力向上が許される“アタックモード”が導入されたことも今シーズンのポイントだろう。

PSAグループのDSもフォーミュラEにエントリー。ドライバーはジャン-エリック・ベルニュとアンドレ・ロッテラーだ。フランスのブランドでは、第4シーズンまでルノーが活躍していた。
PSAグループのDSもフォーミュラEにエントリー。ドライバーはジャン-エリック・ベルニュとアンドレ・ロッテラーだ。フランスのブランドでは、第4シーズンまでルノーが活躍していた。拡大
レースでは常に激しいポジション争いが展開される。しかも、WTCC(世界ツーリングカー選手権)のような接近戦が多く、接触するのも“当たり前”だ。今大会でも数回にわたってセーフティーカーが導入されたほか、多重クラッシュで赤旗中断となるなど、サバイバルレースが展開された。
レースでは常に激しいポジション争いが展開される。しかも、WTCC(世界ツーリングカー選手権)のような接近戦が多く、接触するのも“当たり前”だ。今大会でも数回にわたってセーフティーカーが導入されたほか、多重クラッシュで赤旗中断となるなど、サバイバルレースが展開された。拡大
アウディに続いてBMWも加わった。かつては“1国・1メーカー”という状態だったが、第6シーズンからはメルセデスとポルシェが正式に参戦。数多くのドイツメーカーがエントリーすることになる。
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