ファン投票もレースを動かす!?

こうした変更により、フォーミュラEのゲーム性はさらに向上した。ファン参加型のドライバー応援システム“Fan Boost(ファンブースト)”という要素もある。SNSのファン投票で人気上位5名のドライバーは、1回(5秒間)限定ながら、250kWの最高出力発生が可能となるため、人気ドライバー同士のシーソーゲームも展開されるのだ。

ちなみに、モーターをパワートレインとする同マシンは、エキゾーストサウンドが皆無。E-Prix(イープリ)と呼ばれるフォーミュラEの各ラウンドは公道を封鎖した市街地コースが舞台で、ローマやパリ、ベルリン、ニューヨークなど、世界各国の大都市やリゾート地で争われていることも同シリーズの特徴となっている。

ステアリングを握るドライバーはといえば、フェリッペ・マッサ(ヴェンチュリー)やネルソン・ピケJr.(ジャガー)、パスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)、セバスチャン・ブエミ(日産)、アンドレ・ロッテラー(DS)など、F1世界選手権やWEC(世界耐久選手権)で活躍してきた強豪が勢ぞろいしている。いずれも百戦錬磨のトップドライバーだけに、スタートからチェッカーまで激しいポジション争いが展開されるのも同シリーズならではの魅力といえるだろう。

以上、簡単にフォーミュラEの特徴について触れてきたが、第5シーズンの第5戦となる香港E-Prixを取材してみると、これがまた、なかなか興味深いレースとなっていた。

決められた区間のベストラインをあえて外すことで、翌ラップの出力アップを実施できるアタックモード。ファンブーストともに白熱したシーソーゲームを展開するものであり、こうした要素によって、フォーミュラEはゲーム性の高いレースになっている。
決められた区間のベストラインをあえて外すことで、翌ラップの出力アップを実施できるアタックモード。ファンブーストともに白熱したシーソーゲームを展開するものであり、こうした要素によって、フォーミュラEはゲーム性の高いレースになっている。拡大
フォーミュラEは大都市やリゾートのストリートコースを舞台に開催される。小池百合子知事のもと、東京都もフォーミュラEの開催誘致に取り組んでいるだけに今後の動向に注目だ。
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各チームのピットも当然、ストリートの一角に設置。テントを利用した簡易ガレージながら、作業エリアやエンジニアルーム、パーツストックヤードなどは十分な広さが確保されている。
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