神レベルのうまさ

「これはフェラーリだな……」

私は感動すると大抵、「これはフェラーリだな」と口走るのだが、今回はMOWスペシャル ラムレーズンに、フェラーリを感じました! それは簡単に言えば、コスパが高いってことです。

フェラーリは中古でも値段が高いけど、なにせ値段が下がらないので、長い目で見れば非常に安い。維持費だってたいしてかからない。少なくとも、私の場合はかかってない。なのに、満足度はクルマ界の頂点。

私の脳内におけるフェラーリは、若い頃に体験した「テスタロッサ」と「348tb」がベースとなっている。つまり、ダメダメ時代の堕天使フェラーリだ。

総合的なパフォーマンスはまったく高くないので、サーキットを走ったら遅いし危ないが、あまりにも芸術的な音や振動、その他もろもろのアトモスフィアにより、乗る者を心底シビレさせ、βエンドルフィンがドバドバ分泌。神を見てしまう。それはアイルトン・セナが見た神と同じ神である(断言)。

考えてみれば、フェラーリの中でもテスタロッサと348tbは、中古価格が安い。テスタは一時暴騰しましたが、現在はかなり落ち着いております。348tbは、一時はサンキュッパくらいで買えました。現在はゴッキュッパくらいしますが、それでもミドシップ2シーターフェラーリの中では断然安いです。

たったの173円ながら、私に大いなる感動を与えてくれたMOWラムレーズン。これはフェラーリだ! フェラーリ348tbの香りがする! すばらしいぜMOWラムレーズン! ありがとうMOWラムレーズン! ハーゲンダッツを毎日食うのはバチが当たりそうだけど、MOWラムレーズンならお値段控えめだから大丈夫だしネ! 

あ、でもテスタや348tbは毎日乗らないでください。フェラーリ様は毎日乗ると消しゴムみたいに減りますヨ! 年間走行距離は最大でも2000kmに抑えようネ!

(文と写真=清水草一/編集=大沢 遼)

筆者にとって初めてのフェラーリとなった「348tb」と。
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オーナー様に試乗させていただいた「テスタロッサ」と筆者。
オーナー様に試乗させていただいた「テスタロッサ」と筆者。拡大
ありがとう「MOWラムレーズン」!
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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