マニア垂涎のカーマスコットの数々

展示物の中には、クルマのパーツもある。それがブランドを象徴するカーマスコットとカーバッジだ。対人保護の観点から、一部の高級外車を除くと今やすっかり見かけなくなったカーマスコットだが、かつては高級車にとっては欠かせないもので、オーナーのしゃれっ気を示すものでもあった。

展示エリアでは、まず世界一有名なカーマスコットであるロールス・ロイスの“スピリット・オブ・エクスタシー(フライング・レディー)”が、同じくロールスの象徴である“パルテノングリル”と共に出迎えてくれる。聞けば、その前で“彼女”のポーズをまねて写真を撮るのが人気となっているのだとか。新展示には、まさかの“インスタ映えスポット”が存在していた。

ここでの見どころは(他の展示もすばらしいが)、フランスのガラス工芸家ルネ・ラリックのカーマスコットのコレクションである。ラリックのガラス工場で量産されたマスコットは全29種類だが、そのすべてがそろっているのは世界的にも珍しい。時代と地域ごとに紹介されるカーバッジは約400点。その中には、今は失われてしまったブランドのものも多い。クルマの歴史に詳しい人であれば、珍しいものを探したり、時代とともに変化していく各ブランドの象徴を見て楽しんだりすることができるだろう。

こちらは貴重なカーマスコットの展示。手前に見えるのがロールス・ロイスの象徴である“パルテノングリル”と“スピリット・オブ・エクスタシー”だ。
こちらは貴重なカーマスコットの展示。手前に見えるのがロールス・ロイスの象徴である“パルテノングリル”と“スピリット・オブ・エクスタシー”だ。拡大
ガラス工芸家ルネ・ラリックのガラス製カーマスコット。
ガラス工芸家ルネ・ラリックのガラス製カーマスコット。拡大
かつて数々の超高級車を手がけ、近年復活を果たしたスペインのイスパノスイザ。同社のカーマスコットは、コウノトリをモチーフにしたものだ。
かつて数々の超高級車を手がけ、近年復活を果たしたスペインのイスパノスイザ。同社のカーマスコットは、コウノトリをモチーフにしたものだ。拡大
カーバッジの展示の中には、日本の自動車黎明期を支えたオオタ自動車工業や白楊社のものも……。
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