カーシェアの成果は重要

筆者を含むオーナー予備軍が最も気になるのは管理、つまりこのサービスに付帯する“義務”だろう。

具体的に、何をしなければならないかというと……

  • 日常点検
  • 必要に応じての給油、および給油カードの確認
  • ユーザー(カーシェア利用者)からの問い合わせ対応
  • 車両トラブル発生時の連絡
  • ユーザーの忘れ物対応(先方が回収できないものはエニカに郵送)
  • 法定点検と車検の対応(工場への入庫のみ。費用負担はなし)
  • 洗車および車内清掃(隔週以上)
  • 悪天候時のカーシェア看板の管理

一見して「うわぁ、面倒くさいなぁ」と思われたかどうか。定期的な洗車・車内清掃が負担になりそうな印象だが、なにも愛車のように念入りに手洗い洗車する必要はなく、洗車カードを使って近所のガソリンスタンドに依頼するだけでいい。なお、肝心のレンタルはオンライン予約と無人貸借(免許証が解錠キーになる)で行われるから、オーナーがユーザーへの配車にいちいち立ち会う必要はない。

こうしたカーシェアのサポート業務を行うことで、オーナーには一定のポイントが付与される。

内訳は、①「駐車場代相当額」と②「カーシェア売り上げの10%相当額」。例えば、月額3万円の駐車場を提供し、自らサポートしたカーシェアで月に(エニカの予想額である)10万円を売り上げたオーナーは、①3万円+②1万円=4万円相当のポイントを手にすることになる。

このポイント(金額)の範囲内で、オーナーは自ら管理する“マイカー”を利用できる。1回あたりの利用額は前述の契約クラスにより2分され、さらに、1万6000円(プレミアムクラス)と9800円(ベーシッククラス)の24時間パックをはじめ、時間制・距離制で細分される。……ので、ここでは詳細は省くが、使い方次第では獲得ポイント内で多くの人の自動車ニーズをまかなえる、というのがエニカ側の見込みである。

万が一、事故・修理のためにレンタルが休業状態になっても、①の駐車場ポイントは付与される。ということは、駐車場代は高ければ高いほど多くのポイントが得られるが、前述のとおり、契約の可否はエニカとの交渉次第。一方、得られたポイントは今回の0円マイカーに限らず、エニカの個人間カーシェアでも使えるから、マイカーの貸し出し中や他のクルマに乗りたいときは、そちらを利用する、という手もある。

だったらマイカーの存在意義が薄れそうだが、自分にひもづけられたこれらのマイカーには、オーナー向けの平日割引(プレミアムクラスで30%引き、ベーシッククラスで10%引き)が用意されるし、何より近場のマイ駐車場から発着できるというのがメリットになっている。

獲得したポイントの使用例。平日の“ちょこちょこ乗り”や週末の長時間使用を組み合わせても、意外にコストはかからない……というサンプル。
獲得したポイントの使用例。平日の“ちょこちょこ乗り”や週末の長時間使用を組み合わせても、意外にコストはかからない……というサンプル。拡大
「0円マイカー」をオーナーが使う際の料金体系。車種のクラスによって分けられるほか、時間料金と距離料金が設けられている。
「0円マイカー」をオーナーが使う際の料金体系。車種のクラスによって分けられるほか、時間料金と距離料金が設けられている。拡大
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