ウェイトハンディキャップで白熱したレースを演出

ウェイトハンディキャップ制もこのレースを特徴づける規定である。上位入賞車は次のレースで一定の重量のウェイトを載せることが義務づけられる。速いマシンほどハンディが増す仕組みで、戦力を平準化して白熱したレースを演出することが目的だ。

開催当初はマシンの製作が間に合わず、GT1ではグループA仕様のGT-Rを改造したマシンが主役となった。ほかにも、N3やN1耐久など、さまざまなカテゴリーからの転用マシンが参戦している。「ランボルギーニ・カウンタック」や「フェラーリF40」なども走り、スーパーカーファンを喜ばせた。

観客が驚いたのは、「ポルシェ962C」の登場である。プロトタイプレーシングカーではあるが、ヨーロッパではロードゴーイングカーとして登録されているという理由で参加が認められた。規定に合わせるために350kgものウェイトを載せたが、それでもポールポジションを獲得している。

1995年からはR33のGT-Rが加わり、「トヨタ・スープラ」も本格的に参戦する。参加台数は大幅に増え、レースによっては30台以上がエントリーした。1996年になるとホンダNSXもデビュー。これでGT500クラスにおけるトヨタ、日産、ホンダのワークス対決の構図が定まった。

給油口のそばに貼られた“重り”のステッカーに注目。レース順位によるウェイトハンディ制度はシリーズ戦が本格的に始まった、1994年から取り入れられた。
給油口のそばに貼られた“重り”のステッカーに注目。レース順位によるウェイトハンディ制度はシリーズ戦が本格的に始まった、1994年から取り入れられた。拡大
バラエティー豊かなプライベートチームの存在も全日本GT選手権/SUPER GTの魅力。中でもシリーズの創成期から2018年まで参戦し続けたTeam TAISANは特筆すべき存在で、「フェラーリF40」や「ポルシェ962C」「ダッジ・バイパー」「ポルシェ911」などを走らせ、ファンを沸かせた。
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1995年にはトヨタが「スープラ」で、1996年にはホンダが「NSX」でGT500クラスに本格参戦を開始。今日に至る3大ワークス対決の構図が出来上がった。写真は1997年にトヨタ勢に初タイトルをもたらした「カストロール トムス スープラ」。同年のドライバーズタイトルとチームタイトルを独占した。
1995年にはトヨタが「スープラ」で、1996年にはホンダが「NSX」でGT500クラスに本格参戦を開始。今日に至る3大ワークス対決の構図が出来上がった。写真は1997年にトヨタ勢に初タイトルをもたらした「カストロール トムス スープラ」。同年のドライバーズタイトルとチームタイトルを独占した。拡大
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