未体験のフワフワ感

このソフトさはなんだろう。接地感は常にあるし、バネがストロークするにつれて抑えは効いてきて、芯はしっかりしてるんだけど、サスの中立付近(って言わないか)がめっちゃフワフワなの。ちょっと体験したことのないフワフワ感。これは新しいスイーツ体験でちゅ!

ただ、かつてのハイドロと比べてどっちが好きかって言われたら、オレは断然ハイドロだな。あの水平を保つ魔法のじゅうたん感には、「この瞬間がハイドロだよね」っていう歴史の重みや、マニア的な優越感が詰まっていた。一方PHC、これはよくできた新世代のマシュマロでちゅね。

そういえば、我が家のDS3は、ものすごくサスが硬いんです。もうビックリするくらいスポーティーなんです。買う前にちょっと試乗して、「こんなだったっけ!?」ってビビッたけど、見た目がオシャレだし、登録済み未使用車ですっごくお買い得だったし、3気筒1.2リッターターボの低速トルクモリモリ感が大好きだったので、思わず買ってしまいました。買ってから「乗り心地が硬すぎる!」と辟易(へきえき)して、せめてもの改善策としてタイヤをフワッフワの「ブリヂストン・レグノ」に変えたくらい乗り心地が硬いんです。

ついこの間までシトロエンって、そういうクルマつくってたんだよね。これってフランス車のドイツ車コンプレックス時代の名残だよな……。

それに比べると、C5エアクロスのサスは、とにもかくにも「シトロエンのサスは柔らかいはず!」という期待に応えてくれている。それはとってもステキなことだ。ウチのDS3にもPHC付けてくんないか。んでもってマシュマロにしちゃってもらえないか。ムリか。

(文=清水草一/写真=清水草一、池之平昌信/編集=大沢 遼)

愛車の「DS3」(赤)はサスが硬くスポーティーだが、「C5エアクロスSUV」のそれはマシュマロのようにフワフワだった!
愛車の「DS3」(赤)はサスが硬くスポーティーだが、「C5エアクロスSUV」のそれはマシュマロのようにフワフワだった!拡大
「C5エアクロスSUV」を街中で試乗。
「C5エアクロスSUV」を街中で試乗。拡大
リアスタイルもマシュマロマン!
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「C3」を連想させる「エアバンプ」風デザインが採用されている。
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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