しっかり走り、意外に快適

これだけゴツいデザインだと、オンロードの快適さが心配になるが、実際に舗装路を試乗した印象は、意外にロードノイズが低めで、乗り心地もスムーズだった。もちろん、オンロード専用タイヤやオンロード重視のタイプに比べればザラついた感触はあるが、ふだん使いでも十分に許容できるレベルの仕上がりである。

一方、オフロード性能は見た目どおりというか、期待どおり。この日は、かつて「浅間火山レース」が行われた浅間サーキット(浅間高原自動車テストコース)の跡地で、クロスカントリー車やピックアップトラックを走らせたが、雨上がりということもあって、コースの大部分はぬかるんでおり、ところどころに水たまりもある絶好の(!?)コンディション。しかし、X-ATを履いた“ヨンク”たちは、自分が思った以上にしっかりと路面を捉え、コーナーではオーバーランすることはなかったし、急な登り斜面でもほとんどタイヤを空転させることなく、グイグイと前に進んでいった。

正直、オフロード走行に慣れているわけではないので、クルマを振り回すまではいかなかったが、普通に運転しているかぎりは、安心してステアリングを握っていられたのは確か。押しの強いデザインに加えて、オフロードの確かな走破性とオンロードの快適性を両立したX-ATは、ふだんの走りを犠牲にせずにドレスアップを楽しみたい人にはぴったりのタイヤといえそうだ。

(文=生方 聡/写真=向後一宏/編集=藤沢 勝)

日本未導入のトヨタのピックアップ「タンドラ」でオフロードコースへ。雨上がりでコースのところどころに水たまりができていたが、問題なく走破できた。
日本未導入のトヨタのピックアップ「タンドラ」でオフロードコースへ。雨上がりでコースのところどころに水たまりができていたが、問題なく走破できた。拡大
「トヨタ・ランドクルーザープラド」で急勾配をのぼる。左右にも傾斜のあるキツいコース設定だったが、こちらもあっけなくのぼりきることができた。
「トヨタ・ランドクルーザープラド」で急勾配をのぼる。左右にも傾斜のあるキツいコース設定だったが、こちらもあっけなくのぼりきることができた。拡大
「GEOLANDAR X-AT」は押しの強いデザインでドレスアップ需要に応えるだけでなく、オンロードの快適性とオフロードの走破性を両立した頼れるタイヤだった。
「GEOLANDAR X-AT」は押しの強いデザインでドレスアップ需要に応えるだけでなく、オンロードの快適性とオフロードの走破性を両立した頼れるタイヤだった。拡大
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