Miniなら10回タイヤが替えられる

このサイズだと国内主要3メーカーは枕を並べて撃沈。唯一の救いの神がトーヨーで……というのは過去にお話しした通りだ。自分でもその記事を見返すと、なるほど。当時はニットーとピレリとミシュランならタイヤがあったようである。しかし、この2年で当該サイズの「ニットー・インヴォ」は生産終了。ミシュランも、クラシックタイヤの取材時にいただいた最新カタログを見たところ、「パイロットスーパースポーツ」はすでにNG。サイズがあるのは「パイロットスポーツ カップ2」だけの様子だった。

しかし、パイロットスポーツ カップ2か。パイロットスポーツ カップ2かぁ~(嘆息)。これってポルシェや「メルセデスAMG GT」のエラいやつとか、フェラーリとかロータスとかが履いてるタイヤだよね。ミもフタもない言い方だけど、高そうだよな。ただでさえミシュランって“貴族のお召し物”ってイメージが強いのに……。などと悩んでいたところで価格が判明するわけでなし。しょうがないので、家の近所の某用品店に、電話で探りを入れてみる。

「こんにちは。ミシュランのパイロットスポーツ カップ2ってあります? サイズは前が295/30R19、後ろが345/30R19なんですけど」
「コミコミで40万円ですね」
「OK、この話はなかったことにしてくれ」

これは困った。マジで困った。40万円って、それもうタイヤの値段じゃねえよ。Miniが履いてたピレリの「ドラコ」は、ホ○ダスで1本8000円だったぞ? 意気消沈する記者を尻目に、編集部はジョン・トラボルタもかくやの大フィーバー。「すわバイパー売却か」と勝手に盛り上がり、人ごとなのに勝手にGoo-netでブツを物色する始末である。

おりしも世間ではミドシップ化された新型「シボレー・コルベット」が業界を騒然とさせていた時分。これが出た日にゃ中古車市場のC6もC7も値下がりするだろうとポンポコたぬきの皮算用。「ね、ね、これどう? C6の『グランスポーツ』なんだけど、バイパー下取りに出したら、今でも出費0円でいけんじゃね?」などと勝手にソロバンをはじいては、大いに沸いたのだった。それにしても、中古車の物件チェックってなんであんなに楽しいんでしょ? ネトゲなどよりよっぽどハイになるし、時間が消えると思うんだけど。

ミシュランの高性能スポーツタイヤ「パイロットスポーツ カップ2」。パイロットスポーツシリーズの中でも“サーキットに片足突っ込んじゃった系”の銘柄で、カタログにはしっかりと「雨の日はゆっくり走ってね」との注意書きが。うーん……。
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ちなみに、この「パイロットスポーツ カップ2」、どういうクルマにOE装着されているかというと、こういうクルマにOE装着されているのである。……なんというか、ウチの「バイパー」に履かせるのは、ちょっと違う気がしません?
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毎年、ビンボーな記者の肩にどっとのしかかる11万1000円の自動車税。結構な大金だが、今回のタイヤ交換代はこの3.6倍である。マジかよ。
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富士スピードウェイの東ゲートにて記念撮影。編集部の同僚には申し訳ないが、今のところ、記者はこのクルマを売る気ゼロである。これ以上に荒唐無稽なクルマが出てきたら、考えてもいいですけどね。
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ダッジ の中古車
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