普通車ならミニバンとコンパクト

小型および普通車に目を向けると、販売の上位に位置するのは、「トヨタ・プリウス」を除けば「日産ノート」「トヨタ・アクア」「トヨタ・シエンタ」などコンパクトな車種が目立つ。販売上位10車の内訳は、コンパクトカーとミニバンがそれぞれ4車で、残りはプリウスと「カローラアクシオ&フィールダー」である。

小型/普通車販売ランキングの上位30車でも、大半はコンパクトな車種と排気量が2リッター以下のクラスで占められる。2リッターを超えるエンジンを搭載する人気車は、トヨタの「アルファード/ヴェルファイア」「クラウン」「ハリアー」「RAV4」、そして「マツダCX-5」程度に限られてしまう。

今後の動向としては、軽自動車の比率がさらに増える可能性が高い。現時点で2019年3月に一新された「日産デイズ」と「三菱eKシリーズ」が伸びており、今後は7月に新型になったタントと「ホンダN-WGN」も売れ行きが期待される。なお2020年には、「日産デイズ ルークス」と「三菱eKスペース」もフルモデルチェンジが行われる。

こうした状況では軽自動車同士の競争がさらに激化して、N-BOXやスペーシアも販売促進に力を入れるはず。新車販売されるクルマの40%以上が軽自動車になるかもしれない。

仮にそうなると、軽自動車税の増税に発展する懸念も生じる。公共の交通機関が未発達な地域では、高齢者が古い軽自動車を使って買い物や通院をしているから、軽自動車の増税は福祉の点から人々の利便性に影を落とす。しかも今は、車齢が13年を超えた車両の増税まで実施しているありさま。自動車関連の税金はまさに悪法の様相を呈しており、根本的に改めねばならない。

日産のコンパクトカー「ノート」は、フルモデルチェンジ(2012年8月)からちょうど7年。ハイブリッドの「e-POWER」を加えるなどラインナップを拡大しつつ、堅調な売れ行きを見せている。2019年は1~3月の3カ月間連続で、登録車販売台数トップを記録。
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2019年4月以降、元気なのは「トヨタ・プリウス」。派手すぎるといわれてきたエクステリアデザインを2018年末に改めたのが功を奏した?
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トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は、毎月、販売ランキングの5~8位を推移する堅調ぶり。ライバルの「ホンダ・フリード」(同8~10位)に対してもリードを見せる。


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