立派に見えるけど実際は!?

同時に、最近ではもっと大きな理由も考えられる。それはコストダウンだ。

いかにも未来的でスマートなこうしたアイテムは、マルチカラーで高精細なディスプレイを採用するゆえに一見とても高価そう。

けれども、冷静に考えれば複数の物理スイッチやそこに至る配線が省略できる上、内部の基盤は車種間での“使いまわし”も可能となるために、一度設計をしてしまえば後は量産効果によって、大幅なコストダウンが可能となるだろう。

こうして、ユーザーには先進性や高級感をアピールできる一方で、実際には作れば作るほどにコストダウンが可能となれば、シナジー効果が期待できるブランドほど採用例が増えていくことにも納得だ。

実際、先日たまたま「フォルクスワーゲン・ポロGTI」から「アウディA8」へと、車格の異なる2台を乗り換えた際には、そのバーチャルメーターのグラフィックがすこぶる近似していることに驚いた。メカニカルなメーターであればこうはいかず、当然A8の方がより高価なものになったに違いない。

しかし、ディスプレイ上での表現の違いとなれば、そこまでの差が生じるとは考えられない。この理屈はタッチスクリーンにも同様に当てはまるはずだ。

「アウディA8」のメーターパネル。
「アウディA8」のメーターパネル。拡大
こちらは「フォルクスワーゲン・ポロGTI」のメーターパネル。表示が固定されている水温計/燃料計の位置やマップ上の自車位置の表示場所など、基本的なレイアウトは「アウディA8」と同じ。
こちらは「フォルクスワーゲン・ポロGTI」のメーターパネル。表示が固定されている水温計/燃料計の位置やマップ上の自車位置の表示場所など、基本的なレイアウトは「アウディA8」と同じ。拡大
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