新型タントで辰巳に出撃

そんなタントが、一晩だけ我が家にやってきた。ならば辰巳に出撃し、そのシャシー性能を堪能せねばなるまい。

私は「タントカスタム」(ターボ)で、勇躍永福ランプから首都高に乗り入れた。

「うおおおお、こ、このコーナリングはなんだぁぁぁぁぁぁ!」

首都高でもタントのシャシーは最高だった。あんなに頭でっかちなのに、重心高がウルトラ低い! もちろんそれなりにロールはしますけど、その動きは実に好ましく、足はあくまでしなやか。ステアリングを通じて、常に濃いインフォメーションを伝えてくれる。

こ、この走りは……。例えれば「フォルクスワーゲン・ゴルフ」! 欧州製のよくできた実用ハッチバック車のような、接地感満点のオトナの走りである。

運転席からの眺めは、ペヤングソースやきそばの中に乗っているみたいだけど、あらゆるコーナーが気持ちいい。ターボの加速も十分だが、なにせコーナリングが無敵! うおおおお、なんぴとたりともオラの前を走らせねぇ! ザコめ、道を空けやがれ! オラオラオラ! そんな感じ(妄想)であっという間に辰巳に到着した。

うおおおお! 平日の夜だってのに、先日にも増してカーマニアが集結してやがる! ポルシェがいる、フェラーリがいる、マクラーレンがいる、チューニング系スバル車が何台もいる! 空いてる駐車スペースは、初代「NSX」と「カマロ」(リアウイング付き)の間だけ!

そ、そこに入れねばなるまい。

「タントカスタム」のターボ車で、ふたたび辰巳PAに出撃!
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「タント」はシャシーのデキがイイ!(写真=池之平昌信)
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「タント」(左)と「タントカスタム」(右)。(写真=池之平昌信)
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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