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「GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02」で走りを楽しむ

うま味のあるエコタイヤ 2020.03.30 2020 Spring webCGタイヤセレクション<AD> 低燃費タイヤが経済性だけの製品だけだと思っていたら、大間違い。グッドイヤーが開発した「EfficientGrip ECO(エフィシェントグリップ エコ)EG02」は、運転の楽しさも安心感も得られる、技ありのニュータイヤだった。

支持率は今や圧倒的

今回の冬は驚くほどに雪が少なくて、せっかく冬タイヤに換えたのに……と肩透かしを食らった気分の人も少なくないようだ。雪国以外では、よっぽどのことがない限りこの先も冬タイヤの出番は少なそうな気配だから、そろそろ夏タイヤに戻すことを考えている人も増えていることだろう。

そしてこのタイミングは、同時にタイヤを新調するのに適したタイミングであるともいえる。年に何度もタイヤ交換をするのは時間の面でもコストの面でも負担になるわけで、これまでの夏タイヤがくたびれはじめていて遠からず新調しなければならないなら、一度ですませてしまう方がいい。タイヤはフレッシュであればあるほどいいという事実から考えても、正しい選択だ。

となると、タイヤのチョイスに気持ちが向くわけだが、“ハイグリップ系”や“コンフォート系”を必要としない人たちにとっての最適な選択は何かといえば、今は間違いなくエコタイヤであろう。

世界中の環境志向化、省燃費志向化が進むなか、各タイヤメーカーが力を入れて開発を続け、タイヤの世界で最も大きく進化しているカテゴリーのひとつがこれだ。新しいモデルがデビューするたびに、燃費性能のみならず、排水性、ハンドリング、快適性、ライフの長さといったトータルでの性能はしっかりと伸び続けている。

いわゆる省燃費系タイヤが30年近く前に投入されはじめた頃に生じてしまった「燃費はいいかもしれないけど、それ以外はちょっとね……」というような誤解に今でもとらわれてる人がいるのには時々ちょっと驚かされるが、日本自動車タイヤ協会のデータによれば、今やタイヤ販売店などでユーザーが選ぶ交換用タイヤの80%以上がエコタイヤ。10年前が20%程度だったことを考えると、その伸び率は圧倒的だ。タイヤのスタンダードはこのカテゴリーと誰もが言うようになるのも、そう遠いことではない。

→「グッドイヤー・エフィシェントグリップ エコEG02」の詳しい情報はこちら

2020年1月に発売された「グッドイヤー・エフィシェントグリップ エコEG02」。今回は、人気のコンパクト「フィアット500C」に装着したうえで“進化系エコタイヤ”としての実力をチェックした。
2020年1月に発売された「グッドイヤー・エフィシェントグリップ エコEG02」。今回は、人気のコンパクト「フィアット500C」に装着したうえで“進化系エコタイヤ”としての実力をチェックした。拡大
開放的なキャビンを持つ「500C」。カーライフを一層楽しいものにするためにも、タイヤのチョイスにはこだわりたい。
開放的なキャビンを持つ「500C」。カーライフを一層楽しいものにするためにも、タイヤのチョイスにはこだわりたい。拡大
現代のタイヤのメインストリームと言っても過言ではないエコタイヤ。グッドイヤーの最新モデル「エフィシェントグリップ エコEG02」には、同社が培ってきたさまざまな技術が生かされている。
現代のタイヤのメインストリームと言っても過言ではないエコタイヤ。グッドイヤーの最新モデル「エフィシェントグリップ エコEG02」には、同社が培ってきたさまざまな技術が生かされている。拡大
「エフィシェントグリップ エコ」の「EG02」は、2015年1月にデビューした「EG01」の進化版。あくなき性能追求の成果として、低燃費性・ロングライフ性・快適性・安全性など全方位的なレベルアップが図られている。
「エフィシェントグリップ エコ」の「EG02」は、2015年1月にデビューした「EG01」の進化版。あくなき性能追求の成果として、低燃費性・ロングライフ性・快適性・安全性など全方位的なレベルアップが図られている。拡大

全方位で進化している

エフィシェントグリップ エコEG02は、2020年2月に販売がスタートしたグッドイヤーの最新エコタイヤだ。これまでの「EG01」の発展版である。

どんなところが進化しているのかといえば、まず、新開発されたトレッド表面のコンパウンド。シリカをこれまで以上に微細にしてポリマーと効率よくつなげることで走行時の発熱を抑え、燃費性能を向上させている。シリカとポリマーのネットワーク形成がより効率的になったことで、耐摩耗性能も向上している。テスト結果によれば、転がり抵抗はEG01より3%抑えられ、ロングライフ性能では8%も伸びているという。

耐摩耗性能に関しては、パターンを見直し、4リブのデザインを採用(タイヤ幅により5リブのものもある)。リブ間の溝を減らしたことで路面との接地面積を増やすとともに、接地圧を分散させていることも耐久性に大きく貢献している。このパターンの変更はトレッドの横方向の剛性アップにもなっていて、トレッドの変形を抑制することでクルマの操縦安定性を向上させることにもつながっている。一方、タイヤ側面(サイドウオール)は絶妙にたわませる構造としたことで、コントロール性と快適性も高めている。

パターンの変更は溝の容積そのものの減少と、ピッチ配列の見直しにも及んでいる。そのためタイヤが発生するパターンノイズは4%低減させつつも、縦溝を水切れのいい形状とすることで、ぬれた路面での操縦安定性を示す“ラテラルハイドロ性能”を3%向上させるなど、ウエット性能を高めている。

つまりEG02は、EG01と比較して燃費性能、ロングライフ性能、操縦性と安定性、ウエット性能、ノイズの静かさと、トータルでパフォーマンスを引き上げているということだ。伸びしろの数値が3%や8%だと「それだけ?」と思う人がおられるかもしれないが、比較対象のEG01がそれ以前の同社のエコタイヤから飛躍的といえるほどの高性能化を果たしたタイヤであったことを忘れてはいけない。ここに至るまで進化に進化を重ねてきて、その上でのさらなる進化。それはとりわけ技術がかなり成熟した現在において、想像以上に大きなことなのだ。

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グッドイヤーのテストでは、「エフィシェントグリップ エコEG02」のライフは先代比で8%向上。確実に長持ちすることが確認されている。
グッドイヤーのテストでは、「エフィシェントグリップ エコEG02」のライフは先代比で8%向上。確実に長持ちすることが確認されている。拡大
微細化したシリカが採用されている「エフィシェントグリップ エコEG02」。その効果により、低燃費性と耐摩耗性が高められた。
微細化したシリカが採用されている「エフィシェントグリップ エコEG02」。その効果により、低燃費性と耐摩耗性が高められた。拡大
「エフィシェントグリップ エコEG02では、4リブのデザインが採用されている(一部サイズは5リブデザイン)。広い接地面積はロングライフ化に貢献している。
「エフィシェントグリップ エコEG02では、4リブのデザインが採用されている(一部サイズは5リブデザイン)。広い接地面積はロングライフ化に貢献している。拡大
サイドウオールには、高性能の証しとなるモデル名のロゴが添えられる。
サイドウオールには、高性能の証しとなるモデル名のロゴが添えられる。拡大

側面のデザインは比較的シンプル。どんな意匠のボディーやホイールにもマッチする。


	側面のデザインは比較的シンプル。どんな意匠のボディーやホイールにもマッチする。
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“転がり”のよさにビックリ

今回は、このエフィシェントグリップ エコEG02を装着した「フィアット500C」で、高速道路、一般道、ワインディングロード、さらに運のいいことにウエット路面まで試すことができた。

クルマを受け取って最初に走ることになったのは、都会の一般道だ。そこで感じたのは、いい意味で大きな変化はないな、ということだった。路面の表情を丸めながらもちゃんと伝えてくるような感じ。フィアット500Cというクルマは躍動感のある楽しい乗り味を持っていて、それがそのまま生かされてるように思えたのだ。

高速道路に入っても、乗り心地の点で受ける印象は同じ。ただ、「ああ、転がるなぁ」ということを何度も感じさせられた。例えばトップギアでずっと同じスピードで巡航しているときに何らかの理由でアクセルを戻す、というのは誰もが日常的に経験するアクションのひとつだろう。そうしたときの失速感が小さいというか、空走感が気持ちいいというか。これはいわゆる普通のタイヤではちょっと味わえないもので、この転がりのよさがクルマの燃費を大幅に高めるわけだ。

先にも触れた日本自動車タイヤ協会の試算では、タイヤの燃費への寄与率は一般の市街地走行で7~10%、一定速度での走行では20~25%に及び、仮に寄与率を10%とした場合、転がり抵抗を20%低減させれば燃費が2%向上するという。ガソリン1リッターで10km走れるクルマなら、10.2kmになる計算だ。その数値だけを見るなら微々たるもののようにも感じられるけど、燃料タンクが50リッターだとするなら、フルに使って500kmだったところが510km。年間5000km走る人なら5100km、同じ運転の仕方で走れる計算になる。

グッドイヤーの場合、2010年12月にデビューした2世代前のエコタイヤ「GT-Eco Stage」からEG01への進化で転がり抵抗は13%低減、さらに、EG01からEG02で3%の低減。もちろんクルマや走らせ方によって基本的な燃費は大きく変わるわけだが、エコタイヤがどれほどレベルアップしているのか、そんなところからも察することができるだろう。

→「グッドイヤー・エフィシェントグリップ エコEG02」の詳しい情報はこちら

「よく転がる」というのが、「エフィシェントグリップ エコEG02」装着車を運転しての筆者の第一印象だった。それでいて、車両本来の乗り味は損なわれることがない。
「よく転がる」というのが、「エフィシェントグリップ エコEG02」装着車を運転しての筆者の第一印象だった。それでいて、車両本来の乗り味は損なわれることがない。拡大
「エフィシェントグリップ エコEG02」では、材質だけではなく、薄型サイドウオールを採用するなどの構造変更も実施。優れた低燃費性を実現した。
「エフィシェントグリップ エコEG02」では、材質だけではなく、薄型サイドウオールを採用するなどの構造変更も実施。優れた低燃費性を実現した。拡大
「フィアット500C」のコックピットからタイヤ本体は見えないが、その仕事ぶりはステアリングやシート、ペダル類を通じてドライバーにしっかりと伝わってくる。
「フィアット500C」のコックピットからタイヤ本体は見えないが、その仕事ぶりはステアリングやシート、ペダル類を通じてドライバーにしっかりと伝わってくる。拡大
いつの時代も黒くて丸いタイヤだが、技術の進化は日進月歩。装着して乗ってみると、新製品のレベルの高さに驚かされる。
いつの時代も黒くて丸いタイヤだが、技術の進化は日進月歩。装着して乗ってみると、新製品のレベルの高さに驚かされる。拡大

フィールとしてはスポ―ティー

実は最も強く「このタイヤ、いいかも!」と感じられたのは、ワインディングロードを走っているときのことだった。フィアット500Cがキビキビとした身のこなしのハンドリングに優れたコンパクトカーであることは周知の事実だけど、このエコタイヤ、その楽しい運転感覚を全く阻害しないのだ。

いや、そのおもしろさをさらに高めているように感じられたほど。ステアリング操作に対してクルマがレスポンスよく反応してくれるし、細かな操作にもしっかりついてきてくれる。曲がっている最中のグリップ感も、グリップのレベル自体も望外に高い。さらにペースを上げていくと当たり前のことながらやがてグリップの限界を迎えることになるわけだけど、そのときの動きに唐突さはなく、限界が分かりやすいうえにコントロールもしやすい。さすがにスポーツタイヤほどコーナリングスピードを稼げるわけじゃないけれど、フィールとしては思いのほかスポーティーだったのだ。確かにエコであることは重要だけど、クルマ好きにとってはそうした楽しさを満喫できるかどうかということもタイヤ選びの大切な要素だ。その点EG02は、なかなか好印象である。

途中、一般道と高速道路で雨に見舞われ、期せずしてウエット路面でも走ることができたのだが、一般道ではもちろん、高速域の走行でも自慢の高性能に疑問を感じることは一度もなかった。高速道路ではスピードを落とさないまま故意に水たまりに突入してみたりもしたけれど、ステアリングのフィールから不安を覚えることはなかったし、ヒヤリとするような動きも見せなかった。本来、燃費性能とウエット性能は相反するようなところもあるのだけど、EG02はうまい具合に両立できているように思えたのだった。

EG02、総合性能で考えても、そのレベルは高いと思わされた。エコタイヤだからといって、燃費性能やライフの長さのみに力を注ぐのではなく、そもそもタイヤとはどうあるべきかという基本的な部分をキッチリとツメて開発されてきたように感じられる。今回は、つい気をよくして元気に走ってしまったのだけれど、燃費はフィアット500の通常どおりだったから、自分としてもますます期待が高まる。こういうタイヤが世界のスタンダードになったらいい。フィアット500みたいなクルマを自分が買ったら、このタイヤを選ぶかもしれないな……と、そんなことを思いながらの試乗ドライブだった。

(文=嶋田智之/写真=荒川正幸)

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エフィシェントグリップ エコEG02」でのドライビングを楽しむ筆者。このタイヤからは、グッドイヤーの設計思想の高さも感じられる。
「エフィシェントグリップ エコEG02」でのドライビングを楽しむ筆者。このタイヤからは、グッドイヤーの設計思想の高さも感じられる。拡大
トレッド面の溝の容積を減らしたことは、走行時のノイズ低減(騒音エネルギーが4%低下)にもつながっている。
トレッド面の溝の容積を減らしたことは、走行時のノイズ低減(騒音エネルギーが4%低下)にもつながっている。拡大
新たに専用のトレッドパターンが採用された「エフィシェントグリップ エコEG02」。溝の容積を減らしつつも排水性はアップ。雨天時の安全性が一段と高められている。
新たに専用のトレッドパターンが採用された「エフィシェントグリップ エコEG02」。溝の容積を減らしつつも排水性はアップ。雨天時の安全性が一段と高められている。拡大
「エフィシェントグリップ エコEG02」は、コーナリング時にタイヤがしなやかにたわむよう設計されている。これにより、快適性だけでなくコントロール性も向上している。
「エフィシェントグリップ エコEG02」は、コーナリング時にタイヤがしなやかにたわむよう設計されている。これにより、快適性だけでなくコントロール性も向上している。拡大
13~18インチの全42サイズがラインナップされる「エフィシェントグリップ エコEG02」。さまざまな車種への装着が可能となっている。
13~18インチの全42サイズがラインナップされる「エフィシェントグリップ エコEG02」。さまざまな車種への装着が可能となっている。拡大

車両データ

フィアット500C 1.2ポップ

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3570×1625×1505mm
ホイールベース:2300mm
車重:1030kg
駆動方式:FF
エンジン:1.2リッター直4 SOHC 8バルブ
トランスミッション:5段AT
最高出力:69PS(51kW)/5500rpm
最大トルク:102N・m(10.4kgf・m)/3000rpm
タイヤ:(前)185/55R15 82V/(後)185/55R15 82V(グッドイヤー・エフィシェントグリップ エコEG02)
燃費:19.4km/リッター(JC08モード)
価格:266万円

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