リサイクル素材の活用でサステイナビリティーをうたうアウディ

ゴルフ、A3ともにどの仕様が国内導入されるかはいまのところ未定だが、48Vマイルドハイブリッドなどの新システムは、まずゴルフが先行してということだろう。

一方でアウディは、企業戦略のひとつとして“サステイナビリティー(持続可能性)”を打ち出しており、近年世界的な問題となっているペットボトルのリサイクル問題に取り組んでいる。新型A3では、シート一脚あたり最大で1.5リッターのペットボトル45本分のリサイクルファブリックが用いられている。これ以外にも、断熱材や吸音材、ラゲッジコンパートメントのサイドパネルトリムやフロアマットなどにも活用され、一台あたり100本以上のリサイクルペットボトルが使用されることになるという。こうしたマーケティング施策はアウディ側の役割といえるだろう。

またアウディにとって今年は、1980年の「アウディ・クワトロ」誕生から40周年ということで、スポーツ4WDの元祖としてのイメージ戦略を打ち出してくることが想定される。

プラットフォームやパワートレイン、そしてインフォテインメントシステムやADASなどのデジタル化に関しては、ますますグループ内で共有化が進んでいくはずだ。大衆ブランドのクルマは白物家電化し、プレミアムブランドのクルマはファッションアイテム化するとしたときに、ブランドの個性をアピールするために重要な役割を担うのは何か。内外装のデザインや質感、そしてヘリテージなどによって築き上げたブランドイメージということになるのだろう。初代ゴルフが世に出てから約50年、今年はゴルフサイズの電気自動車「ID.3」の発売も予定されている。VWグループは大きなターニングポイントを迎えている。

(文=藤野太一/写真=フォルクスワーゲン、アウディ/編集=藤沢 勝)

新型「A3スポーツバック」のファブリックシートには、一脚あたり最大でペットボトル45本分のリサイクル素材が使われるという。
新型「A3スポーツバック」のファブリックシートには、一脚あたり最大でペットボトル45本分のリサイクル素材が使われるという。拡大
こちらは新型「ゴルフGTI」のシート。伝統のタータンチェック柄シートはヘッドレスト一体型となっている。
こちらは新型「ゴルフGTI」のシート。伝統のタータンチェック柄シートはヘッドレスト一体型となっている。拡大
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