458イタリアに注目!

その他、ドイツ御三家などメジャーなブランドが軒並み半減する中、目立っていたのはフェラーリとランボルギーニだ。

フェラーリ販売台数
4月 71台(前年比126.8%)
5月 102台(前年比188.9%)

ランボルギーニ販売台数
4月 80台(前年比133.3%)
5月 49台(前年比59.8%)

この2ブランドは、モデルによっては納車待ちが1~2年に達するので、新型コロナによる短期的な受注減が新規登録台数に表れるのははるか先。両ブランドとも、3月から5月初旬まで、1カ月以上生産が停止したが、その影響が表れるのももう少し先なのか、あるいはランボは5月に表れたのか。

だからって何がどうということはないのですが、いろいろな影響が時間差攻撃で表れるので、カーマニア的な推理が働く部分でございます。

同時に、これだけフェラーリやランボルギーニが売れているということは、その分多くの中古車が市場に流れることを意味する。

フェラーリでいえば、最近「488GTB」「488スパイダー」の流通台数が大変多くなり、値崩れを発生させていたが、新型コロナの影響もあってか、このところすばらしくリーズナブルになってきているのが、「458イタリア」!

私は2012年、2580万円にて、鼻血を吹き出しながら458イタリアを買い、そのあまりにも異次元な走りに“宇宙戦艦”と名付けて愛しましたが、それが今では平均2100万円台、最安で1700万円を切っている! 

V8ミドシップフェラーリの中古車は、新車価格の6割あたりが底値で、そこまで下がると反転上昇するのがパターン。458イタリアの新車価格は2830万円だったので、底は1700万円くらいだろうか? 早くもそこに接近している!

実際乗ったら、あのUFOのようなハンドリング、最後のフェラーリV8自然吸気エンジンの咆哮(ほうこう)、そして最後のピニンファリーナデザインの美しさは、何物にも代えがたい。カーマニアの皆さま、底値が近い(?)458イタリアにご注目くださいウフフフフ~。

(文と写真=清水草一/編集=大沢 遼)

フェラーリ488GTB
フェラーリ488GTB拡大
ランボルギーニ・ウルス(写真=池之平昌信)
ランボルギーニ・ウルス(写真=池之平昌信)拡大
筆者が「フェラーリ458イタリア」を購入したのは2012年。総支払額は2580万円だった。(写真=池之平昌信)
筆者が「フェラーリ458イタリア」を購入したのは2012年。総支払額は2580万円だった。(写真=池之平昌信)拡大
「458イタリア」の車両本体価格は、最安で1700万円を切っている(執筆時)!(写真=池之平昌信)
「458イタリア」の車両本体価格は、最安で1700万円を切っている(執筆時)!(写真=池之平昌信)拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

フェラーリ 458イタリア の中古車
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • フェラーリ・ローマ 2020.4.2 画像・写真 フェラーリ・ジャパンがニューモデル「ローマ」を日本初公開。個性的なスタイリングが目を引く2+2のラグジュアリークーペで、最高出力620PS、最大トルク760N・mを発生する3.9リッターV8ターボエンジンを搭載している。新しい跳ね馬のディテールを、写真で紹介する。
  • フェラーリ・ポルトフィーノ(FR/7AT)【試乗記】 2018.12.10 試乗記 車名の「ポルトフィーノ」とは、地中海を臨むイタリアの高級リゾート地にちなんだもの。前身である「カリフォルニア」から10年、車名も新たに進化したリトラクタブルハードトップを持つフェラーリのその名に敬意を払い、海沿いのルートに連れ出してみた。
  • 第160回:ローマが800万円になる日 2020.1.28 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第160回は「ローマが800万円になる日」。フェラーリの新型FRスポーツ「ローマ」は“買い”なのか!? ドルチェヴィータの世界観を現代流に解釈し直したという、その流麗なデザインに惹かれた筆者が出した答えとは?
  • 「メルセデス・ベンツGクラス」価格変更 2020年8月から平均3.8%値上げ 2020.6.30 自動車ニュース メルセデス・ベンツ日本は2020年6月30日、メルセデス・ベンツのクロスカントリーモデル「Gクラス」の価格を変更すると発表した。新価格での販売は、同年8月1日から。対象となるのはラインナップしている3車種すべてで、平均3.8%の値上げとなる。
  • ベントレー・フライングスパー(4WD/8AT)【試乗記】 2020.5.25 試乗記 ベントレーの新たな旗艦モデルの座を担う、新型「フライングスパー」が日本上陸。最新のテクノロジーを惜しみなく投入して開発された、ラグジュアリースポーツサルーンの仕上がりをテストする。
ホームへ戻る