マリオインプに復活の兆し

清水:マリオよ。近年のスバル車は、MTやターボの設定が減少するなど、どんどん薄味になっているように思えるが、それでいいのか?

マリオ:はっ。薄味化は、すべての自動車メーカーに共通する課題でありますが、そのなかにおいて、スバルの技術へのこだわりは、やはり突出していると考えるであります!

清水:一理あるが、不思議なのは、スバル車がどんどん薄味化しているにもかかわらず、スバリストはどんどん増加し、その熱さも増す一方に思えることだ。高額な限定モデルが、あっという間に売り切れるな。

マリオ:スバルの販売台数増加にともなって、スバリストのすそ野が広がり、それが熱を生み、一部のモデルに集中すると考える次第であります! ただ、「昔は良かった」的な思いはスバリストに共通しており、インプにしても、やはり初代が一番人気があるのであります!

清水:なるほど! だからこそのマリオインプの復活ということだな!

マリオ:はっ!

個人的には、現在のスバル車に惹(ひ)かれるとするならば、「アイサイトの付いたこだわりの実用車」というレベル。「EJ20」の生産終了によって、スバル車の薄味化はさらに進むだろう。

しかし、この熱狂を維持するためのニンジンを、スバルは今後もなんとか用意していただきたい。でないと、現在スバル関連で収入の大半を得ているマリオが再び貧窮化し、マリオインプは四たび不動に陥ってしまいますからウフフフフ~!

(文=清水草一/写真=清水草一、マリオ高野/編集=大沢 遼)

「WRX STI EJ20ファイナルエディション」は、限定555台が即完売となった。価格は452万1000円。上級グレードの「フルパッケージ」は、485万1000円。(スバルのHPより)
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喜びも悲しみもインプレッサと共に。マリオ氏の初代「インプレッサWRX」への思いは強い。
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スバルには、今後もファンを熱狂させるような仕掛けを求む!
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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