第184回:浦島太郎も悪くない
2020.07.14 カーマニア人間国宝への道失神覚悟のエキシージ
先日、ものすごく久しぶりに、「ロータス・エキシージ」に試乗させていただきました。「スポーツ410」というモデルです。
私が以前エキシージに乗ったのは、もういつのことだったかまったく記憶がないほど昔のことで、「シリーズ1」だか「シリーズ2」だかもわからないのですが、とにかくすさまじくハードボイルドかつハードコアなサーキットスペシャルマシンで、本当にすさまじい本気マシンでして、あまりのハードさに失神しそうになった覚えがあるのです。実はあのとき記憶を失ったのかもしれません。
とにかくそれくらいハードだったので、たぶんシリーズ1だったのでしょう。エンジンもまだトヨタ製じゃなかったし。
で、今回は、「現在国内で新車が買えるモデルの中で、一番ピュアなスポーツモデルは何か?」と熟考した末、2秒後くらいに思い浮かんだのがエキシージだったので、某担当者にお願いして、試乗させていただくことになりました。
現物に対面してビックリ。エキシージってこんなカッコになってたの~!? いやまぁそんなに変わっちゃいないけど、こんな顔になってたんだ。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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