“キレイ”以外の魅力と特徴

ヘッドランプのレンズ研磨を終え、ボディーの下処理を前に洗車を行う。たっぷりと泡を吹き付けられ、ムートンの手袋で洗われるバイパーの様子に、「極楽じゃ~」と脳内でアテレコ。「オーナーだってそんなに厚遇されることないのに……」とその扱いをねたみつつ、待合室でコーティングメニューのカタログを手に取った。他の商品と比べてみると、EXキーパーには先述した“仕上がり”以外にも、さまざまな訴求ポイントがあるようだ。

例えばコーティングの耐久期間。「ノーメンテナンスで3年」というのは「ダイヤモンドキーパー」「Wダイヤモンドキーパー」と一緒だが、“メンテナンス有り”では、あちらが「1年ごとのメンテで5年」なのに対し、こちらは「2年ごとのメンテで6年」となっている。

また、汚れもはじく強力なはっ水効果や、有機質の被膜ならではの水シミ/水アカ耐性の強さに加え、EXキーパーには「ベールを纏(まと)ったような不思議な肌触り。」という説明も添えられていた。硬質なクルマのボディーで“ベールのような”とはこれいかに? である。

それにしても、カメラ片手に観察していると、EXキーパーは作業の手間も相当な様子。大まかに工程をさらってみても、拭き上げ/状態確認→洗車(1回目)→磨き→洗車(2回目)→コーティング(プライマーガラス)→コーティング(VP326)、といった具合だ。

またその工数もさることながら、これまた手間となっていそうなのが「VP326」という特殊なコーティング剤である。EXキーパーでは、塗布するとブ厚い被膜を形成するこちらの品を、下地となるガラスコーティングの上に施工。従来の2倍となる、厚さ2ミクロンのコーティングを実現しているのだそうな。まさにEXキーパーのキモとなるアイテムなのだが、同時にこれは、コーティング剤の中でもなかなかに気難しいシロモノのようだった。

ムートンの手袋で丁寧に洗車される「バイパー」。マイカーが大事に扱われているのを見ていると、気分がよくなるのは自分だけ?
ムートンの手袋で丁寧に洗車される「バイパー」。マイカーが大事に扱われているのを見ていると、気分がよくなるのは自分だけ?拡大
洗車が済んだら、ウィンドウやダクトなどをマスキングして、ボディーを研磨。それが済んだら再び洗車である。手間のかかる施工の様子に、本当に頭が下がる。
洗車が済んだら、ウィンドウやダクトなどをマスキングして、ボディーを研磨。それが済んだら再び洗車である。手間のかかる施工の様子に、本当に頭が下がる。拡大
「EXキーパー」の施工に用いられる、2本のコーティング剤。右が下地となるプライマーガラス。左が、厚い被膜が特徴の「VP326」だ。
「EXキーパー」の施工に用いられる、2本のコーティング剤。右が下地となるプライマーガラス。左が、厚い被膜が特徴の「VP326」だ。拡大
スポンジでコーティング剤を塗り伸ばし、タオルで拭き上げていく。左手を常に後ろにやっているのは、スプレー缶などを手に持っていた際、それで車体を傷つけないための所作だそうだ。ご覧の通り「空手の時にも左手は後ろ」と、徹底されている。
スポンジでコーティング剤を塗り伸ばし、タオルで拭き上げていく。左手を常に後ろにやっているのは、スプレー缶などを手に持っていた際、それで車体を傷つけないための所作だそうだ。ご覧の通り「空手の時にも左手は後ろ」と、徹底されている。拡大
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