利用者が太鼓判を押す

このほかにも、かように保湿感(?)のある見た目とは裏腹に、ボディーに触れるとさらりとしていたのも印象深かった。資料にあった「ベールのような肌触り」とは、言い得て妙だが十分ではない。厳密にはたださらさらしているだけではなく、「バターでも塗った?」というぬるりとした摩擦のなさと、極細密な織物のような指触りが共存しており、ひょいと手拭いを置いたら、するする……と滑り落ちてしまうほどなめらかなのだ。「これははっ水効果が期待できますね」とかそういう話ではなく、手触りフェチなら、この触感自体に付加価値を見いだすことだろう。

作業そのものの取材が終わり、コーティングをなじませるべく屋内保管されていたバイパーを引き取ったのは翌日のこと。ドライブには向かない雨模様だったが、カウルに落ちてはこぼれていく雨滴のさまが、これまた見ていて心地よかった。

今回、バイパーに施されたメニューの費用は18万6970円。このうちの17万8800円が、ボディーの研磨とコーティングによるものだ。EXキーパーは決して安価な商品ではない。

それでも作業の様子や実車の仕上がりを見るに、お値段以上の価値は十分にある……なんて浅学な記者が語ったところで信ぴょう性はなかろうが、実際KeePer LABO足立店には、月に15台ほどのクルマがEXキーパーのために持ち込まれるのだとか。これなら「利用者が太鼓判を押している」と言っても過言ではないだろう。

ちなみに、その“持ち込まれるクルマ”のほとんどは高級輸入車かと思いきや、実際はそうでもない様子。また一応は「新車用」と銘打った商品でありながら、新車とそうでないクルマの比率もおおむね半々なのだとか。小暮氏いわく「軽自動車のお客さまもいらっしゃいましたよ」というのには驚かされた。クルマを大事にするオーナーの有無は、車種によらないということなのだろう。

ボディーの“さらさら具合”を試すwebCG大和女史。写真のように手で押さえていないと、手拭いは何の抵抗もなく滑り落ちてしまう。
ボディーの“さらさら具合”を試すwebCG大和女史。写真のように手で押さえていないと、手拭いは何の抵抗もなく滑り落ちてしまう。拡大
最後はヘッドランプにコーティングを施し、諸々の施工は終了。実に5時間に及ぶ長丁場、ご苦労さまでした……。
最後はヘッドランプにコーティングを施し、諸々の施工は終了。実に5時間に及ぶ長丁場、ご苦労さまでした……。拡大
施工が終わった車両は、コーティングがなじむまで6時間ほど屋内で保管。記者は施工の翌日に「バイパー」を引き取ることとなった。
施工が終わった車両は、コーティングがなじむまで6時間ほど屋内で保管。記者は施工の翌日に「バイパー」を引き取ることとなった。拡大
編集部駐車場にて、シルバーストライプの上をこぼれる水玉の図。施工後初のドライブはあいにくの雨となったが、ボディーが水をはじくさまは、見ていて気持ちよかった。
編集部駐車場にて、シルバーストライプの上をこぼれる水玉の図。施工後初のドライブはあいにくの雨となったが、ボディーが水をはじくさまは、見ていて気持ちよかった。拡大
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