5面のディスプレイと多彩な操作システム

新型Sクラスの車内には、メータークラスターを含め前席まわりで2面、アームレストのコントロールパネルを含め、後席まわりで3面と、最大5面のディスプレイが配置される。その中軸となるのがセンターコンソールに据えられた12.8型のLG製OLEDディスプレイだ。

応答レスポンスの素早い4K水準の高精細表示を可能としながら、一方で30%の消費電力削減を両立したというそこには、ネットコンテンツも充実させたエンターテインメントやナビゲーション、多様な車両情報とその設定画面などを表示。さらに後席2面のディスプレイでは、おのおのに独立したコンテンツの利用が可能となっている。これらのオペレーションのために搭載される心臓部は、先代に対して50%処理能力を高めたプロセッサー、691ギガフロップのGPU、16GBのRAMに320GBのSSDと、さながら高性能PCのようだ。

各機能のコントロールは、画面を直接タッチするほかに、一新されたステアリングのサムスイッチ、さらには進化したAI対話型ボイスコントロールシステム「MBUX」とも連携する。画面部にはハプティックフィードバックが採用されており、ユーザーは触感でも機能の作動確認が可能。これらの連携によって、新型Sクラスでは27の物理的なコントロールスイッチを廃するに至ったという。一方で、空調関係は階層を設けず縦長のOLEDディスプレイの下部に常時表示するなど、ユーザビリティーにも配慮がなされている。

ユーザーインターフェイスの中核をなす、インストゥルメントパネルのOLEDディスプレイ。
ユーザーインターフェイスの中核をなす、インストゥルメントパネルのOLEDディスプレイ。拡大
リアシートにも、前席シートバックとセンターコンソールに、全3面のディスプレイが装備される。
リアシートにも、前席シートバックとセンターコンソールに、全3面のディスプレイが装備される。拡大
タッチスクリーンには触覚フィードバック技術が採用されており、ユーザーは触感によってもシステムの作動を確認できるという。
タッチスクリーンには触覚フィードバック技術が採用されており、ユーザーは触感によってもシステムの作動を確認できるという。拡大
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