ARが実現するインターフェイスの進化

ほかにも、マイクの指向性からコマンドを発している席を判定し、おのおののパッセンジャーが求める機能を的確に提供するMBUXの新ロジックや、ジェスチャーによるサンシェードやサンルーフのコントロール、必要情報のみを最低限表示する「アンダーステートメントモード」を含めた、多彩なメーターグラフィックやアンビエント機能など、新型Sクラスの新たなUIはここでは触れきれないほど多岐にわたる。が、とりわけ注目されるのはAR(拡張現実)技術を用いて先進運転支援システム(ADAS)の作動表示やナビの道案内などを前面の風景と連携させるHUD(ヘッドアップディスプレイ)システムだ。その3次元的な表現方法は、UIの新たな技術的指標を予感させる。

新型Sクラスのデジタルカンファレンスでは、この後に安全性、続いて快適性にまつわる新たな技術が紹介される予定だ。それらの詳報は追ってお伝えしたい。

(文=渡辺敏史/写真=ダイムラー/編集=堀田剛資)

メルセデス・ベンツの思い描くユーザーインターフェイスの進化は、運転支援システムやインフォテインメントシステムの操作性はもちろん、セキュリティーやコネクテッドの分野にも波及。自動車と人の間にある知覚・操作の在り方を、多方面で進化させるつもりのようだ。
メルセデス・ベンツの思い描くユーザーインターフェイスの進化は、運転支援システムやインフォテインメントシステムの操作性はもちろん、セキュリティーやコネクテッドの分野にも波及。自動車と人の間にある知覚・操作の在り方を、多方面で進化させるつもりのようだ。拡大
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