「ボルボXC40」にプラグインハイブリッドモデル登場 ボルボSUVのパワーユニットがすべて新世代に移行

2020.08.25 自動車ニュース
ボルボXC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション
ボルボXC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション拡大

ボルボ・カー・ジャパンは2020年8月25日、コンパクトSUV「XC40」にプラグインハイブリッドモデルを設定するとともに、XC40およびミドルサイズSUV「XC60」、フラッグシップSUV「XC90」のパワートレインラインナップを一新し、同日、販売を開始した。

 
「XC40リチャージプラグインハイブリッド」は、CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームとしては初めてとなるプラグインハイブリッド車。
「XC40リチャージプラグインハイブリッド」は、CMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームとしては初めてとなるプラグインハイブリッド車。拡大
これまでボルボのプラグインハイブリッドは「Twin Engine」と呼ばれていたが、2021年モデルから「リチャージプラグインハイブリッド」という名称に変更される。
これまでボルボのプラグインハイブリッドは「Twin Engine」と呼ばれていたが、2021年モデルから「リチャージプラグインハイブリッド」という名称に変更される。拡大
「XC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」では200V16Aの普通充電システムを搭載。2.5時間から3時間程度でフル充電できる。
「XC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」では200V16Aの普通充電システムを搭載。2.5時間から3時間程度でフル充電できる。拡大
一充電あたりの最大EV走行距離(充電電力使用時走行距離)は45.6kmと発表されている。
一充電あたりの最大EV走行距離(充電電力使用時走行距離)は45.6kmと発表されている。拡大

XC40では、プラグインハイブリッドと48Vマイルドハイブリッド搭載モデルを新たに設定し、純内燃機関パワートレインを廃止。同様にXC60とXC90においても、プラグインハイブリッドモデル以外のラインナップをすべて48Vマイルドハイブリッド搭載モデルとし、純ガソリンエンジン車および純ディーゼルエンジン車を廃止した。

また、これまで「Twin Engine」と呼ばれていたプラグインハイブリッド車は、今回のパワートレインの一新に伴い、「リチャージプラグインハイブリッド」という名称に改められた。

XC40にプラグインハイブリッドモデルが導入されたことにより、ボルボのセダン、ステーションワゴン、SUVのすべてのモデルにおいて、プラグインハイブリッドモデルが選べるようになった。さらにボルボでは、今後もパワートレインの電動化を推進し、2020年内にプラグインハイブリッド以外のパワーユニットすべてに48Vハイブリッドシステムを組み込む予定だという。

CMAプラットフォーム初のプラグインハイブリッド

XC40のラインナップに加わった「リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」は、ボルボの小型車向けとなるCMAプラットフォームを用いた初のプラグインハイブリッドモデル。最高出力180PS、最大トルク265N・mの1.5リッター直3ターボエンジンに、最高出力82PS(60kW)、最大トルク160N・mを発生する電気モーターと、新開発の7段DCTが組み合わされている。容量10.91kWhのリチウムイオンバッテリーは、センタートンネル部分に置かれ、45.6kmのEV走行(充電電力使用時走行距離)が行えるという。

XC40に48Vハイブリッドシステムを導入

XC40には純ガソリンエンジン搭載モデルにかわり、2リッター直4ターボエンジンに48Vハイブリッドシステムを組み込んだ「B4」および「B5」パワートレインが導入された。

B4、B5ともに、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)により発生した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電、エンジンの始動や動力の補助を行うハイブリッドシステムを採用。B4では最高出力197PS、B5では同250PSのエンジンに組み合わされている。電気モーターのスペックは共通で、最高出力13.6PS、最大トルク40N・mを発生する。

XC60リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション
XC60リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション拡大

電動スーパーチャージャー搭載車が登場

XC60では、2リッター直4ディーゼルターボ「D4」と、2リッター直4ターボ+スーパーチャージャー「T6」が廃止となり、2020年4月に導入された48Vハイブリッドモデル「B5」に加え、電動スーパーチャージャーを搭載した「B6」がラインナップされた。既存の「Twin EngineT8」は新しい名称ルールにより、グレード名が「リチャージプラグインハイブリッドT8」に改められた。

今回ラインナップに加わったB6パワートレインは、2リッター直4ターボに低回転域でのレスポンスに優れるという電動スーパーチャージャーを追加し、最高出力300PS、最大トルク420N・mを発生。これに48Vハイブリッドシステムが組み込まれている。

リチャージプラグインハイブリッドT8の搭載モデルには、装備を見直し価格を抑えた「インスクリプションエクスプレッション」グレードが追加された。

XC90リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション
XC90リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション拡大

XC90は4モデルがラインナップ

XC90では、2リッター直4ディーゼルターボ「D5」と、2リッター直4ターボ+スーパーチャージャー「T6」を廃止。2020年4月導入の48Vハイブリッドシステム採用モデル「B5」と電動スーパーチャージャー搭載の新グレード「B6」、そして既存の「Twin EngineT8」からグレード名が改められた「リチャージプラグインハイブリッドT8」というラインナップに変更されている。B6にはスポーティーな装備やルックスが特徴となる「R-Design」もカタログモデルとして設定される。

また、ボルボのSUVラインナップには、今回新たに180km/hの最高速度制限と、ケア・キー(搭載されるキー2本のうち1本がケア・キー)を導入。ケア・キーはあらかじめ車両の最高速度をより低い速度に制限しておくことができるデバイスで、家族や他者への貸し出し時などでの使用が想定される。

 
「ボルボXC40」にプラグインハイブリッドモデル登場 ボルボSUVのパワーユニットがすべて新世代に移行の画像拡大

各モデルのラインナップと価格は以下の通り。

【XC40】

  • XC40 B4:409万円
  • XC40 B4モメンタム:479万円
  • XC40 B4 AWDモメンタム:499万円
  • XC40 B4 AWD R-Design:539万円
  • XC40 B4 AWDインスクリプション:539万円
  • XC40 B5 AWD R-Design:589万円
  • XC40リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション:649万円

【XC60】

  • XC60 B5 AWDモメンタム:639万円
  • XC60 B5 AWDインスクリプション:739万円
  • XC60 B6 AWD R-DESIGN:799万円
  • XC60リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプションエクスプレッション:834万円
  • XC60リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション:949万円

【XC90】

  • XC90 B5 AWDモメンタム:834万円
  • XC90 B6 AWDインスクリプション:1004万円
  • XC90 B6 AWD R-Design:1004万円
  • XC90リチャージプラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション:1139万円

(webCG)

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