直接問い合わせるのも大いにあり

チャンスはF1ユーザーにとどまらなかったはずだ。マクラーレンがその後に出した限定車の「P1」や「セナ」といったスペシャルマシンを買った人のなかにも、ゴードンに連なる人脈を得たオーナーもいたことだろう。さらにはそのまわりにいるブガッティやフェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティンといったメジャーブランドの限定モデルの所有者、もしくはオーダーした人たち……。つまりは、実績のある者のところへしかその筋からの“おいしい話”はやってこないということだ。これはクラシック&ヴィンテージの世界でも同様だ。

では、ほかに全く手立てはないものだろうか? 世界にはまだまだ日本未輸入のスーパースポーツが何種類も存在している。それを手に入れるもっと一般的な方法はないものなのか?

結論から言うと、ある。なんとしても欲しいという情熱さえあればなんとかなる。その方法は極めてシンプル。ダイレクトに連絡してみることだ。

世界に向けて新型車を発表するようなメーカーであれば、たとえ新興ブランドで販売ディーラーがいまだなくとも、立派な公式サイトくらいはオープンさせている。そこから連絡先を得て、電話でもメールでも代理人からでも何でもいい、直接連絡すればいいのだ。相手にしっかりとしたビジネスをする気があるのなら、熱心な日本のポテンシャルカスタマーからのラブレターを無視するはずがない。その段階でなしのつぶてになるようなブランドなら、そもそも相手にしないほうがいい。先が危うい。

連絡が取れたならば、今度は実際にその会社を訪問してほしい。トップに会ってそのスーパーカー哲学に耳を傾け、自分の目でつくっている人間たちを観察しプロトタイプを吟味し、できれば試乗もしくは同乗させてもらって、それから購入を決断しても遅くない。

2018年に発表された「マクラーレン・セナ」。マクラーレンのラインナップのなかでも、サーキットでのパフォーマンスを特に追求したモデルである。
2018年に発表された「マクラーレン・セナ」。マクラーレンのラインナップのなかでも、サーキットでのパフォーマンスを特に追求したモデルである。拡大
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