女性にモテるクルマとは?

なぜ、GRヤリスやフェラーリやバイパーがモテないのか?

それはつまり、「自己愛が強そう」ということではないか。このヒト、私よりも自分が好きそうだわ。正確には、私よりクルマが好きそうだわ→だってクルマ好きにとって、クルマは自分の分身でしょ→つまり自己愛が強いんじゃない? というニオイを感じるのではないか。

多くの女性は、ボディービルダーの男を嫌う。私のようなもやしっ子から見ると、ボディービルダーは憧れのど真ん中。なぜ多くの女性がボディービルダーを嫌うのか理解できないが、それも自己愛が強そうに見えるからだと想像する。

GRヤリスやフェラーリやバイパーのようなクルマに乗ることは、男にとっては自分の武装化にほかならず、つまりボディービルダーといっしょなのである。

では女性にモテるクルマとはなにか。

私の経験によれば、それは「レクサスRX」である。

レクサスというブランドは、高級ではあるけれど、決してそんなにクルマ好きなニオイ(≒自己愛)はない。SUVは見晴らしがよく、守られ感も高いのでもともと女性に人気だが、レクサスの上級SUVであるRXは、装備も至れり尽くせりで大変にスバラシイ。中でもモテる装備の決定版は、夏のシートベンチレーターである。

私がかつて、モデルさんをレクサスRXに乗せた際のこと。彼女はクルマにはまったく興味がなく、レクサスRXにも一切関心を向けなかったが、シートベンチレーターのスイッチを入れた途端「えっ!? これなんですか! スゴイ! 気持ちいい~!」と目を輝かせた。

女性は、「自分よりも私を大事にしてくれる男」が大好きである。レクサスRXは、まさにそういうクルマなのだ。

モテないカーマニアとして有名なwebCG編集部ほった君の愛車「ダッジ・バイパー」。オーバーヒートのトラブルやタイヤ交換の出費、旧車増税対象車となった+15%の12万7600円という自動車税にもめげず、マイルを刻んでいる。
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「GRヤリス」のシフトレバー周辺部。6段MTを操作するとクルマ好きは気分がアガるのだが、そんなところも「自己愛が強そう」という評価につながりそうだ。
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「レクサスRX」は「モテそうカー」の筆頭。以前メディアの企画でモデルさんを乗せた際、彼女はシートベンチレーターの機能に目を輝かせていた。世の女性にとって、快適性は重要なのである。
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清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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