マツダが3列シートのクロスオーバーモデル「CX-8」を改良 全方位的にアップデート

2020.12.03 自動車ニュース webCG 編集部
マツダCX-8 XDエクスクルーシブモード
マツダCX-8 XDエクスクルーシブモード拡大

マツダは2020年12月3日、クロスオーバーモデル「CX-8」に一部改良を実施し、同年12月17日に発売すると発表した。

 
マツダが3列シートのクロスオーバーモデル「CX-8」を改良 全方位的にアップデートの画像拡大
 
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デビューから3年を機に商品性をアップ

CX-8は2017年9月に発表、同年12月に発売された3列シートの大型クロスオーバーモデルである。今回の改良では、国内におけるマツダ製SUVのフラッグシップとして、魅力にさらに磨きをかけるべく、走り、装備、デザインと、全方位的に手が加えられた。

走行性能に関する点では、2.2リッターディーゼルターボエンジン「スカイアクティブD 2.2」の最高出力を190PS(140kW)/4500rpmから200PS(147kW)/4000rpmに向上させたほか、アクセルペダルの操作力を最適化。同エンジンが発生する大トルクを、より緻密に、意のままにコントロールできるよう改善を図った。

また2.5リッターターボ車を除き、スロットル操作に対する6段ATの応答性を向上。素早くアクセルを踏み込んだ際には「ドライバーは早く加速をしたい」とクルマが判断し、これまでより素早く変速を行うことで、より高い加速力を発揮するようになったという。

「マツダ3」に続いてコネクテッドサービスを導入

装備については、テールゲートの電動開閉機能に、リアバンパー中央下部に足を出し入れするとゲートが自動で開閉するハンズフリー機能をマツダ車として初採用したほか、フロントのセンターコンソールに、スマートフォンを置くだけで充電可能なQi規格対応のワイヤレスチャージャーを設定した。インフォテインメントシステム「マツダコネクト」などに用いるセンターディスプレイも、従来の8インチから、仕様に応じて8.8インチないし10.25インチへとサイズを大型化している。

また、マツダコネクト自体も高精細・多機能な新世代のものに移行させたほか、全車に車載通信機を標準で搭載。これらを用いたコネクテッドサービスを新たに導入した。マツダ車のコネクテッドサービス採用は、「マツダ3」に続いてこれが2例目のことで、CX-8と同日に改良が発表された「CX-5」にも同様のシステムを設定。マツダはスマートフォンアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」との連携や、緊急通報サービスの提供などにより、24時間さまざまな場面でユーザーをサポートするとしている。

このほかにも、360°ビューモニターを全グレードで標準装備化。利便性の向上を図っている。

最上級グレードを他のラインナップと差別化

デザインに関しては上級グレードを中心に手を加えており、「Lパッケージ」「エクスクルーシブモード」および「100周年特別記念車」において、フロントグリルの意匠を変更するとともに、新外板色「プラチナクォーツメタリック」を採用した。

さらに、最上級グレードのエクスクルーシブモードでは、19インチアルミホイールを同車専用デザインとするとともに、フロントバンパー下部にメッキのガーニッシュを追加。テールパイプの形状も、円形からワイドな楕円(だえん)形に変更した。インテリアにおいても、サイドの表皮にキルティングを施すなどレザーシートの意匠を変更。ラインナップの拡充も図っており、既存の6人乗り仕様に加えて、下位グレードと同じく2列目ベンチシートの7人乗り仕様を追加設定している(16万5000円安)。さらに内装色の設定も変更しており、エクスクルーシブモードには「オーバーン」(赤みがかったブラウン)を追加。Lパッケージには「ブラック」と「レッド」を新採用した。

価格は「25S」(FF)の299万4200円から、「XD 100周年特別記念車」(4WD)および「25T 100周年特別記念車」(4WD)の510万9500円まで。発売は既述の通り2020年12月17日だが、Lパッケージ、エクスクルーシブモード、100周年特別記念車については2021年2月の予定となっている。

(webCG)

デザインに手が加わった「マツダCX-8エクスクルーシブモード」の詳細な写真はこちら

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