一充電で300km以上走れる?

まず、第一印象。弊社近くのコインパに置かれたワインレッドのホンダeを見た時、「貴族だ!」と感じた。なにせデザインがシンプルで美しい。「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」と呼ばれるボディーカラーもとってもエレガント。コイツなら、328やカウンタックと並べるのにふさわしいかもしれぬ。

乗り込んだ時点での平均電費は5.9km/kWh。うーむ、イマイチだな。ここまで乗ってきたのは弊社安ド二等兵。彼はだいたい燃費が悪いので仕方あるまい。

永福ランプから首都高に乗り入れて、一路横浜を目指す。いきなり若干の渋滞があり、その後はひたすら走行車線を前車についてのんびり巡行。車載の平均速度計は60km/hと出たけれど、感覚的には「70km/h平均」でした。

すると平均電費は、オドロキの9.8km/kWhと出たぁ! すげえっ! WLTCモードを大幅に上回ってるじゃんか! このペースで淡々と走れば、充電ナシで300km以上走れる計算だ!

全日本国民車評議会議長を名乗っている伊達軍曹はホンダeで仙台まで走ってみて「EVに慣れてないのでバッテリー切れが怖くて、途中4回も充電しちゃった」っつーけど、ものすごぉく頑張れば、仙台まで(約390km)充電なしで行けるのかも!?

いや、実際はですね、仙台に家があるわけじゃないので、真っ白な灰になるまでバッテリーを使い果たしても30分の急速充電しかできず、悲しい尺取り虫になってしまうのですが、可能性としては仙台はともかく、福島まで(約310km)は(1回の満充電で)行けるのかも!? 東北道を平均70km/hで巡行するのはものすごくメーワクだし現実的ではないけれど、一応可能性としては!

新東名の120km/hが実現したばっかりだっつーのに、電動化とともになんだかものすごい低速社会が到来しそうで怖い……。

「ホンダe」はデザインがシンプルで美しい。ボディーサイズは全長×全幅×全高=3895×1750×1510mm、ホイールベースは2530mm。試乗した上級仕様「アドバンス」の価格は495万円。
「ホンダe」はデザインがシンプルで美しい。ボディーサイズは全長×全幅×全高=3895×1750×1510mm、ホイールベースは2530mm。試乗した上級仕様「アドバンス」の価格は495万円。拡大
「ホンダe」で首都高に乗り入れて、走行車線を前車についてのんびり巡行。感覚的に「70km/h平均」で走行すると、平均電費はオドロキの9.8km/kWh! これなら東京から福島まで行けるかも!?
「ホンダe」で首都高に乗り入れて、走行車線を前車についてのんびり巡行。感覚的に「70km/h平均」で走行すると、平均電費はオドロキの9.8km/kWh! これなら東京から福島まで行けるかも!?拡大
試乗車の外装色「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」は6万0500円の設定。「アドバンス」では、ディッシュとスポークを組み合わせた17インチサイズのアルミホイールを標準装備している。ボディーカラーにかかわらず、今回の試乗車と同じブラックとシルバーのコンビネーションカラーとなる。
試乗車の外装色「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」は6万0500円の設定。「アドバンス」では、ディッシュとスポークを組み合わせた17インチサイズのアルミホイールを標準装備している。ボディーカラーにかかわらず、今回の試乗車と同じブラックとシルバーのコンビネーションカラーとなる。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

ホンダ の中古車
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