スバルが2代目となる新型「BRZ」の日本仕様を公開 2021年夏の国内発売を発表

2021.04.05 自動車ニュース
新型スバルBRZ
新型スバルBRZ拡大

スバルは2021年4月5日、同年夏の日本発売を予定している、新型「BRZ」の国内仕様を初公開した。

ボディーサイズは全長×全幅×全高=4265×1775×1310mm。2575mmというホイールベースは初代と同じだが、全長はやや拡大している。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4265×1775×1310mm。2575mmというホイールベースは初代と同じだが、全長はやや拡大している。拡大
初代よりフェンダーの張り出しが強調されたエクステリア。サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方のエアアウトレットなどで、空力性能の向上も図っている。
初代よりフェンダーの張り出しが強調されたエクステリア。サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方のエアアウトレットなどで、空力性能の向上も図っている。拡大
2.4リッターエンジンは、86mmというシリンダーのストロークは初代と同じながら、ボアを94mmに拡大。燃料供給にはこれまでと同じく、筒内直接噴射とポート噴射を組み合わせたトヨタの「D-4S」を採用している。
2.4リッターエンジンは、86mmというシリンダーのストロークは初代と同じながら、ボアを94mmに拡大。燃料供給にはこれまでと同じく、筒内直接噴射とポート噴射を組み合わせたトヨタの「D-4S」を採用している。拡大
ボディーについては、構造の見直しとアルミや高張力鋼板の採用拡大により、ねじり剛性や衝突安全性を高めつつ重量増を抑制している。
ボディーについては、構造の見直しとアルミや高張力鋼板の採用拡大により、ねじり剛性や衝突安全性を高めつつ重量増を抑制している。拡大
18インチホイール装着車にはミシュランのスポーツタイヤ「パイロットスポーツ4」が採用される。
18インチホイール装着車にはミシュランのスポーツタイヤ「パイロットスポーツ4」が採用される。拡大
インテリアでは、水平基調となったインストゥルメントパネルのデザインや、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターの採用がトピックだ。
インテリアでは、水平基調となったインストゥルメントパネルのデザインや、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターの採用がトピックだ。拡大
AT仕様には、「BRZ」として初めて予防安全・運転支援システム「アイサイト」が装備される。
AT仕様には、「BRZ」として初めて予防安全・運転支援システム「アイサイト」が装備される。拡大
新型「BRZ」の日本発売は2021年夏の予定だ。
新型「BRZ」の日本発売は2021年夏の予定だ。拡大

エンジンの排気量を2.4リッターにアップ

BRZは、スバルがトヨタと共同開発するFRのスポーツカーである。初代のデビューは2012年のことで、水平対向エンジンの搭載による重心の低さに加え、車両重量の軽さやコンパクトさも実現。優れたハンドリング性能で好評を得た。今回、日本仕様が発表された新型はその2代目であり、トヨタ版である「GR 86」の姉妹モデルにあたる。

開発に際しては、スバルとトヨタとでクルマのベースは共有しながらも、それぞれの個性に基づいて異なるドライブフィールを持たせることに注力。スバルは「『誰もが愉(たの)しめる究極のFRピュアスポーツカー』を実現した」と説明している。

初代から大きく変わったのがパワーユニットで、これまでより400ccほど排気量の大きな、新型の2.4リッター水平対向4気筒エンジンを採用。ボア×ストローク=94×86mmというショートストローク型で、徹底した吸排気性能の強化とフリクションの低減により、最大トルクを約15%向上させているという。また力強い加速に加え、レスポンスのよさや滑らかに高回転まで吹け上がるフィーリングも追求している。

これに組み合わされるトランスミッションは6段MTと6段ATで、特に後者については「SPORT」モード時の制御を改善。クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動で行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にするとしている。

大幅にボディー剛性を高めつつ重量増を抑制

ボディーについても大きく手を加えており、現行「インプレッサ」や「フォレスター」「レヴォーグ」などに用いている「スバルグローバルプラットフォーム」の開発から得たノウハウを投入。インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用してボディーを再構築することで、初代モデルに対しフロントの横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%向上させた。これにより、ステアリング操作に対する応答性や、旋回時のトラクション性能が向上しているという。 

また軽量化にも配慮しており、ルーフやフード、フロントフェンダーにアルミニウムを用いることで、エンジンの大型化や安全性向上に伴う重量増を抑制。前後左右の重量適正化や、さらなる低重心化も追求している。タイヤについては、18インチアルミホイール装着車には従来型の「BRZ STI Sport」と同じく、215/40R18サイズのスポーツタイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ4」を装備。コントロール性と応答性の向上を図っている。

このほかにも、新型BRZでは安全性についても配慮がなされており、高張力鋼板の採用拡大などによってボディーの強度を高めるとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化することで、衝突安全性能を向上。AT車にはBRZとして初めて、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールなどからなる予防安全・運転支援システム「アイサイト」が標準装備される。

【スペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4265×1775×1310mm
ホイールベース:2575mm
車重:1270kg(6段MT仕様)
駆動方式:FR
エンジン:2.4リッター水平対向4気筒
トランスミッション:6段MT/6段AT
最高出力:235PS(173kW)/7000rpm
最大トルク:250N・m(25.5kgf・m)/3700rpm
タイヤ:(前)215/40R18/(後)215/40R18(ミシュラン・パイロットスポーツ4)
※数値はプロトタイプの開発目標値

(webCG)

◆ギャラリー:新型スバルBRZ(その1)
◆ギャラリー:新型スバルBRZ(その2)
◆関連記事:トヨタがスポーツカー「GR 86」を世界初公開

関連キーワード:
BRZ, スバル, 自動車ニュース

スバル BRZ の中古車
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • 新型スバルBRZ(その1) 2021.4.5 画像・写真 2020年秋に世界初公開された新型「スバルBRZ」。その日本仕様がついにお披露目された。より低い位置に配されたフロントグリルや、新しい形状のフロントフェンダーなどによって力強さを増した新型BRZの実車を、写真で紹介する。
  • トヨタGR 86 2021.4.5 画像・写真 トヨタが「GR 86」を世界初公開。外装は「トヨタ86」の面影を残しつつパネル類を全面刷新。運転のしやすさに配慮してMT仕様とAT仕様でセンターコンソールの高さを変えるなど、内装にも工夫が凝らされている。2021年秋発売予定の新型スポーツカーを写真で紹介する。
  • 新型「スバルBRZ」&「トヨタGR 86」の味つけの違いを読み解く 2021.4.14 デイリーコラム 新型「スバルBRZ」と「トヨタGR 86」がデビューした。よく知られている通り2台は基本コンポーネンツを共有する兄弟車だが、乗り味まで同じだったらどちらかが存在すれば十分だ。トヨタとスバル、それぞれの味つけの違いを読み解く。
  • 新型スバルBRZ(その2) 2021.4.5 画像・写真 初代のデビューから約9年を経て、ついにフルモデルチェンジを迎えるスバルのFRスポーツカー「BRZ」。スバルが「『誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー』を実現した」と語る新型のディテールを、写真で紹介する。
  • プジョー3008 GTハイブリッド4(4WD/8AT)【試乗記】 2021.4.20 試乗記 プジョーの人気SUV「3008」にプラグインハイブリッドモデルの「GTハイブリッド4」が登場。プジョー史上最強をうたう最高出力300PS、最大トルク520N・mの電動4WDパワートレインの仕上がりを試してみた。
ホームへ戻る