わかりやすいってスバラシイ

つまり、トゥインゴをものすごく個性的なクルマと思っていた私が、実際買ってみて「こんなにフツーだったっけ!?」とビックリしたのは、フツーのルノー車を正しく認識しただけなのだ。

でも、フツーって意外といいもんだ。走りはフツーで見た目がオシャレって、おしゃれジャージみたいですっごく気楽。このところ私は、最近おしゃれになったと評判のワークマンの服ばかり着ているが、それに近い。

代車のくたびれたルーテシアも、パッと見はそこそこオシャレなフランス車。リモコンキーのボタン部(樹脂)が溶けてベタベタし始めてるけど、腐ってもフランス車だ。枯れたフランス車ってツウっぽくて、カーマニア的にすごくステージが高い気もする。

それに比べるとトゥインゴは、見た目が断然かわいくて真正面からオシャレさんで、ツウっぽくないけれど、俺はやっぱりトゥインゴが好き! わかりやすいクルマが好きだから!

そんなことを考えてるうちに、ラ・スッポン丸のコーティングが完了したので、MAMAに取りに行った。

うーん、このコーティングで黒光りした姿、なんてわかりやすくカッコいいんだろう。なんの説明もいらないし、世界中にこれほどわかりやすいクルマもない。美人といえば佐々木希、みたいに。わかりやすいってスバラシイ!

今後もカーマニアとして、わかりやすいクルマを愛していきたいと思います。

(文と写真=清水草一/編集=櫻井健一)

自動車ライター佐野弘宗氏は、これまでの愛車がすべてMT車という、そちら方面でも尊敬すべき変態である。
自動車ライター佐野弘宗氏は、これまでの愛車がすべてMT車という、そちら方面でも尊敬すべき変態である。拡大
「トゥインゴ」は、見た目が断然かわいい。真正面から見ると、特にオシャレさんだ。
「トゥインゴ」は、見た目が断然かわいい。真正面から見ると、特にオシャレさんだ。拡大
代車に「ルーテシア」を出してくれた横浜の中古車店MAMAの東條店長。お世話になりました。
代車に「ルーテシア」を出してくれた横浜の中古車店MAMAの東條店長。お世話になりました。拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

ルノー トゥインゴ の中古車
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