「安心感」を数値化

より具体的には、新デザインのトレッドパターンによるアイスガード史上最大となる接地面積とブロック剛性の確保、そして新開発された「ダブルエッジマイクログルーブ」が氷上性能をアップ。さらに新しい「マルチダイアゴナルグルーブ」と「トリプルライトニンググルーブ」で、こちらも歴代トップとなるエッジ量を確保。雪上性能をアップさせている。

スタッドレスタイヤで重要となる吸水性については、新開発のアイスガード7専用「ウルトラ吸水ゴム」の採用により、マイクロレベルの吸水効果をアップ。アイスガード6に使用されていた「プレミアム吸水ゴム」との比較では、吸水率が7%向上したと説明されている。

紹介されている性能数値の伸び幅は、氷上制動で14%、同発進で15%、同旋回で7%アップ、雪上制動で3%、同発進で3%アップ、同旋回で従来型と同等レベルとなる。「永く効く」では配合されるオレンジオイルSが4年後もゴムの柔らかさと摩擦力を維持し、加えてトレッド部分の50%摩耗時に表面に現れるサイプが太くなるよう形状が工夫されている。

さらにヨコハマでは「安心感」という、従来では数値化するのが難しかった要素を、開発指標に盛り込んだ。不安や驚きが軽減された状態を安心感の向上と位置づけ、AIによる乗員の表情分析や心拍数分析、心理分析などを導入して評価。安心感の向上を目指したと説明している。

その性能を試すために、アイスガード7の発売に先駆けて訪れたのが、北海道・旭川にあるヨコハマの「北海道タイヤテストセンター(TTCH)」である。同所を中心にアイスガード7のプリプロダクションモデルを用いて行われた試走会では、TTCHの氷上評価施設で発進・制動テストが、一般路を模した構内の雪上コースや一定間隔でパイロンが設置されたスラロームコースでハンドリングや加減速時の挙動を確かめることができた。

「アイスガード」史上最も接地面積が広く、ブロック剛性が高いという「アイスガード7」のトレッド面。専用となる新開発「ウルトラ吸水ゴム」の採用により、従来の「プレミアム吸水ゴム」と比較して、吸水率が7%向上したという。
「アイスガード」史上最も接地面積が広く、ブロック剛性が高いという「アイスガード7」のトレッド面。専用となる新開発「ウルトラ吸水ゴム」の採用により、従来の「プレミアム吸水ゴム」と比較して、吸水率が7%向上したという。拡大
TTCHにおける、「アイスガード7」が装着された「トヨタ・プリウス」による氷上試走の様子。従来型の「アイスガード6」よりも氷上制動性能で14%、同発進性能で15%、同旋回性能で7%アップしている。
TTCHにおける、「アイスガード7」が装着された「トヨタ・プリウス」による氷上試走の様子。従来型の「アイスガード6」よりも氷上制動性能で14%、同発進性能で15%、同旋回性能で7%アップしている。拡大
大小のコーナーが連なる、一般路を模したTTCHの雪上コースを行く4WDの「スバル・レヴォーグ」。装着された「アイスガード7」のサイズは215/50R17。
大小のコーナーが連なる、一般路を模したTTCHの雪上コースを行く4WDの「スバル・レヴォーグ」。装着された「アイスガード7」のサイズは215/50R17。拡大
今回、雪上の特設スラロームコースで「トヨタ・スープラ」のステアリングを握った。235幅以上の「アイスガード7」には、トレッドセンター部にリブ列が1本追加された「IG70A」パターンが用いられている。
今回、雪上の特設スラロームコースで「トヨタ・スープラ」のステアリングを握った。235幅以上の「アイスガード7」には、トレッドセンター部にリブ列が1本追加された「IG70A」パターンが用いられている。拡大
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