方向音痴にとっては、目的地に近づいたことは問題の解決ではない。最後まで案内してくれなければ、行き着くことはかなわないのだ。「目的地に近づきました。案内を終了します」とカーナビから告げられると絶望してしまう。「NAVIelite」は30メートル手前まで連れていってくれる<Door to Door案内>を掲げていて、そんなひどい仕打ちはしない。音声案内+拡大表示でわかりやすく見せてくれるから、めでたく目的地を見つけることができるのだ。
京都や札幌に住む人が羨ましい。整然と碁盤の目のように道が交わっているから、方向音痴でも迷いにくいはずだ。そこへいくと、東京は三叉路やら五叉路やらといったいじわるな交差点が多いし、立体交差にも頻繁に出会う。左折してくださいって言われても、どの道のこと? と困ってしまう場面が多々ある。でも、ありがたいことに時代は3Dなのだ。「NAVIelite」は行くべき道を立体的に示してくれるから、行くべき進路を間違えることはない。
高速道路が増えて便利になるのはいいけれど、とてもじゃないが覚えきれない。
だからこそカーナビに頼るのだが、情報が古くて使えないことがある。
あるはずの道が、画面では存在しないことになっているのだ。この点、iPhoneアプリは有利である。
定期的なアップデートはどんなアプリにとっても必要で、地図データの更新はお手のものだ。
「NAVIelite」は2カ月に一度はデータを刷新するから、開通したばかりの高速道路だってしっかり表示されるのだ。
パソコンでもケータイでも、わからないことがあれば検索、というのが常識である。ただ、検索にもコツがあって、求めている情報を効率よく収集するのは簡単ではない。
でも、「NAVIelite」で目的地を検索する時は、コツは要らない。キーワードを入れて検索結果が100件出てきても、心配は無用だ。
「エリアで絞る」「ジャンルで絞る」のボタンを押して条件を選べば、見つけたかった場所がわかる。現在地から近いものから案内してくれるのもうれしい。