スズキが新型コンパクトSUV「Sクロス」を世界初公開 2021年末より市場投入を開始

2021.11.26 自動車ニュース webCG 編集部
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スズキは2021年11月25日、新型のコンパクトSUV「S-CROSS」(以下、Sクロス)を世界初公開した。

 
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「SX4 Sクロス」の後継を担うコンパクトSUV

スズキSクロスは、既存のクロスオーバーSUV「SX4 Sクロス」の後継を担う新型車であり、ハンガリーのスズキ子会社であるマジャールスズキで生産。2021年末より欧州での販売を開始し、順次中南米や大洋州、アジアへも輸出するとしている。

スズキは同車について、「Bold(堂々とした)」「Sophisticated(洗練された)」「Versatile(万能)」の3つのコンセプトを掲げて、スタイリング、技術、使い勝手の進化を追求したと説明。このうち、スタイリングについてはSX4 SクロスよりSUVらしい力強さが増した意匠が大きな特徴となっている。

フロントにはより大型のラジエーターグリルや3灯式のLEDポジションランプを採用しており、高いボンネットとあいまってフロントに厚みを持たせることで、たくましさを表現。サイドビューでは、スクエア形状のフェンダーモールディングと前後のフェンダーを強調するショルダーラインが特徴で、リアについてはコンビネーションランプとバンパーを高い位置に配置することで、躍動感を表現しているという。

一方、インテリアではインストゥルメントパネルの上部に多機能な9インチの大型HDディスプレイオーディオを搭載。スマートフォンとの連係機能はもちろん、車両情報の表示やカメラモニターといった運転支援機能を備えている。

欧州仕様には48Vマイルドハイブリッドを搭載

パワーユニットは1.4リッター直噴ターボエンジンで、最高出力129PS、最大トルク235N・mを発生。欧州仕様車には48Vのマイルドハイブリッドシステムも搭載しており、燃費抑制はもちろん、アクセル操作に応じてエンジントルクにモータートルクを上乗せする、加速補助も可能としている。

また、駆動システムには運転環境に合わせて走行モードをダイヤルで選択できる「ALLGRIP」を搭載。予防安全・運転支援システムも充実しており、衝突被害軽減ブレーキ、標識認識機能、車線逸脱抑制機能、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、全方位モニター、後退時車両検知警報などを装備している。

パッケージについては、アウトドアレジャーやそれに付随する長距離移動まで、多彩な場面で活躍する扱いやすさを追求。全長4.3mのコンパクトなクルマでありながら、大人5人がゆったり座れる車内空間と、容量430リッターのラゲッジスペースを確保している。さらにキャビンには開放感のある大開口サンルーフを採用。移動を最大限に楽しんでもらえるよう、工夫をこらしているという。

【主要諸元】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4300×1785×1585mm
ホイールベース:2600mm
パワーユニット:1.4リッター直4ターボ+マイルドハイブリッド
エンジン最高出力:129PS(95kW)/5500rpm
エンジン最大トルク235N・m(24.0kgf・m)/2000-3000rpm
モーター最高出力13.6PS(10kW)
モーター最大トルク50N・m(5.1kgf・m)

(webCG)

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