ホンダ・シビックLX(前編)

2022.01.20 谷口信輝の新車試乗 スポーティーで身近な国産車として長年親しまれてきた「ホンダ・シビック」。11代目にあたるその新型は、どんなクルマに仕上がっているのか? レーシングドライバー谷口信輝が、ワインディングロードでの印象をアツく語る。

乗り始めで「これは!」

「このクルマ、フロントタイヤが接地している様子がステアリングからしっかり伝わってきて、いいですね」

新しいホンダ・シビックに試乗し始めてから谷口信輝がそう指摘するまで、わずか20秒もかからなかった。谷口の感性が鋭いのは確かだが、一瞬にして谷口にそう思わせたシビックの実力も大したものだ。
「別にステアリングがものすごく重いとか、そういうことじゃないんですが、適度な重さとしっかりとした手応えが感じられます。いまのところ第一印象は、とてもいいですね。クルマのフロントまわりのパフォーマンスというかポテンシャルは、相当高いような気がします」

では、乗り心地はどうなのか?
「柔らかすぎず硬すぎずで、ちょうどいいところにあると思います」と谷口。「もしも柔らかいと硬いの中間に線を引いたら、このシビックは真ん中よりもほんの少しだけ硬いほうにいるかもしれません。おかげで、乗り心地はちょっとドイツ車っていうか、そういうヨーロッパ車的な印象がありますね」

シビックの足まわりについて、谷口が高く評価したのは乗り心地だけではなかった。
「ピッチングとかローリングの動き方がすごくまとまっているから、不安感とか不満を覚えることなく、乗り始めてすぐに『あれ、いいクルマですね、これ』っていう印象を多くの方々が持つんじゃないでしょうか。つまり、自分が慣れなければならないところがあまりなくて、すぐに安心して運転できるクルマっていう感じです」

 
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