BMWがフラッグシップサルーン「7シリーズ」の新型を発表

2022.04.22 自動車ニュース
BMW i7 xDrive60(写真はすべて欧州仕様車)
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独BMWは2022年4月20日(現地時間)、フラッグシップサルーン「7シリーズ」の新型を発表した。

ホイールベースは、先代のロングボディー版に匹敵する3215mmとなっている。
ホイールベースは、先代のロングボディー版に匹敵する3215mmとなっている。拡大
大きなキドニーグリルと特徴的なヘッドランプのデザインが目を引く。
大きなキドニーグリルと特徴的なヘッドランプのデザインが目を引く。拡大
マッシブな印象のフロントまわり。凝った意匠のホイールが装着される。
マッシブな印象のフロントまわり。凝った意匠のホイールが装着される。拡大
大型液晶パネルが目を引くインテリア。写真は「i7 xDrive60」のもの。
大型液晶パネルが目を引くインテリア。写真は「i7 xDrive60」のもの。拡大
リアエンターテインメントシステム搭載車の、後席からの眺め。天井には7680×2160ピクセルの31.3インチディスプレイが備わる。
リアエンターテインメントシステム搭載車の、後席からの眺め。天井には7680×2160ピクセルの31.3インチディスプレイが備わる。拡大
後席ではオットマンも利用可能。
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後席のドアパネルには、シートや空調を操作するための5.5インチ液晶パネルが備わる。
後席のドアパネルには、シートや空調を操作するための5.5インチ液晶パネルが備わる。拡大
「スカイラウンジパノラミックグラスサンルーフ」。LEDライトを使った光の演出も見どころのひとつ。
「スカイラウンジパノラミックグラスサンルーフ」。LEDライトを使った光の演出も見どころのひとつ。拡大
4.4リッターV8ターボエンジンを搭載する「760i xDrive」。0-100km/hの加速タイムは4.2秒と公表される。
4.4リッターV8ターボエンジンを搭載する「760i xDrive」。0-100km/hの加速タイムは4.2秒と公表される。拡大
新型「7シリーズ」には、EVとガソリンエンジン車、計2種類の「Mモデル」が設定される。写真は後者の「M760e xDrive」。
新型「7シリーズ」には、EVとガソリンエンジン車、計2種類の「Mモデル」が設定される。写真は後者の「M760e xDrive」。拡大
「M760e xDrive」は最高出力571PS、最大トルク800N・mを発生。2023年春にデビュー予定。
「M760e xDrive」は最高出力571PS、最大トルク800N・mを発生。2023年春にデビュー予定。拡大

今回発表された新型は、7シリーズとしては第7世代にあたるモデル。同社は「シリーズ誕生から45年目を迎える最も先進的かつ革新的な一台であり、BMWグループの強さの象徴するもの」とアピールする。2022年11月からは、世界の各市場で順次デリバリーがスタート。ラグジュアリーセグメントにおけるBMWの重要なマイルストーンになることが期待されている。

全長×全幅×全高=5391×1950×1544mmという堂々たる体格の新型7シリーズは、大きなキドニーグリルと上下2段に分かれたランプで構成されるフロントまわりが外観上の大きな特徴。対してリアまわりはややコンサバティブな印象で、Cピラー部にはホフマイスターキンクと呼ばれるBMW伝統のデザイン処理が残されている。

「リアのスペースを最大化すべくロングホイールベース化した」と説明されるとおり、新型ではキャビンの快適性を重視。先代のロングボディー版に匹敵する3215mmというホイールベースが与えられている。

インテリアでは、エアコン吹き出し口の見えない水平基調のインストゥルメントパネルや、そのパネル上に設置されたワイドな大型ディスプレイが新しい。幅広いセンターコンソールやドアのアームレスト部にはヒーターが内蔵されている。

特に後席の快適性を高めた“エグゼクティブラウンジ仕様”では、32:6比率のワイド型31.3インチディスプレイや5G通信が可能なインフォテインメントシステム、ドアインナーパネル部の5.5インチタッチコントロールディスプレイ、LEDによる光の演出が新しい「スカイラウンジパノラミックグラスサンルーフ」などで、快適かつ便利な空間を提供。上質感へのこだわりは言わずもがなで、厳選されたメリノレザーのほか、カシミアウールも素材とした2トーンのインテリアトリムも選択可能となっている。

パワートレインは、BMWの新たなグローバル戦略に基づき、フレキシブルなアーキテクチャーをベースとして純内燃機関車にプラグインハイブリッド、100%EVという多様な選択肢が用意される。今回発表されたのは以下の4モデルである。

【i7 xDrive60】
車体の前後に計2つのモーター、フロア下に容量101.7kWhのバッテリーを搭載するEV。システム総出力は544PS、システム総トルクは745N・mで、一充電あたり625km(WLTPモード)の航続距離を実現する。0-100km/h加速は4.7秒で、最高速はリミッターにより240km/hに制限される。

【735i】
3リッター直6ターボエンジン(最高出力272PS、最大トルク400N・m)を搭載するガソリンエンジン車。48Vのマイルドハイブリッドシステム(モーターの出力は同18PS、同200N・m)が組み合わされる。0-100km/h加速は6.7秒で、最高速は250km/h。

【740i】
735iと同じく3リッター直6ガソリンターボ+マイルドハイブリッドという仕様だが、アウトプットはより強力な最高出力381PS、最大トルク520N・mを発生。0-100km/h加速は5.4秒で、最高速は250km/hとなっている。

【760i xDrive】
内燃機関車では最大排気量となる4.4リッターV8ターボモデル。最高出力544PS、最大トルク750N・mを発生する。48Vマイルドハイブリッドシステムとの組み合わせで、0-100km/h加速は4.2秒、最高速は250km/hのパフォーマンスを誇る。

欧州市場には当初、EVの「i7 xDrive60」のみが投入され、後にディーゼルエンジンと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルが追加設定される。米国、中国、その他一部の販売地域では、上記のEVとガソリンエンジン車が販売される見込みだ。

i7については今後バリエーションモデルが設定され、最上位モデルとなる「i7 M70 xDrive」(システム総出力600PS以上、システム総トルク1000N・m以上)は2023年後半に発売される。また2023年初頭からはプラグインハイブリッドモデルの市場展開がスタート。同年春には、最高出力571PSと最大トルク800N・mを発生するハイパフォーマンスモデル「M760e xDrive」もローンチされる。

BMWでは現在、特別な保護を必要とする著名人を対象とした、新型7シリーズベースの高セキュリティー車も開発中で、2023年中には追加設定するとのことだ。

(webCG)

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