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ホンダ・シビック タイプR(FF/6MT)【海外試乗記・Movie】

お行儀の良さは見た目だけ! 2022.08.12 アウトビルトジャパン 「フォルクスワーゲン・ゴルフGTI」のライバルに初(同乗)試乗! 研ぎ澄まされたデザイン、分厚いリアウイング、4気筒VTECターボを搭載した新型「ホンダ・シビック タイプR」は、次のラウンドへと向かう。

※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。

日本製のホットなコンパクトスポーツ

「シビック」の誕生50周年に合わせ、ホンダは欧州でも人気の高いスポーツタイプの「タイプR」をリニューアルした。先日発売された「シビックe:HEV」のシルエットをベースに、お調子者の弟分として、よりコンパクトに、より低くした日本製のホットなコンパクトスポーツカーだ。

ボンネットの下では、先代の心臓が鼓動している。4気筒VTECターボは、若干の変更により、従来型からさらなるパワーアップを果たしている。このコンパクトスポーツモデルは2023年初めに欧州で発売される予定で、ベース価格は4万ユーロ(約550万円)台となると推測される。

5種類のボディーカラーを設定

まずはデザインから。フロントでは、細くなった新型ヘッドライトに加え、大きくなった中央のエアインテークが印象的だ。ボンネットは先代よりもやや控えめで、エンジンから暖かい空気を吸い上げるためのベントが設けられている。

また、空力特性に有利な前輪後方の大きなエアアウトレットや、大型のリアディフューザーもデザイン要素として採用している。例によってBピラーから先のサイドウィンドウは暗くなっている。タイプRのカラーは「チャンピオンシップホワイト」「ラリーレッド」「レーシングブルー」「クリスタルブラック」「ソニックグレー・パール」の5色が設定されている。

大型のリアスポイラーは残されているが、よりモータースポーツを連想させるデザインとなった。また先代同様、3本のテールパイプがリアの中央に配置されている。
大型のリアスポイラーは残されているが、よりモータースポーツを連想させるデザインとなった。また先代同様、3本のテールパイプがリアの中央に配置されている。拡大
ホンダ シビック の中古車

3本出しのテールパイプを再び採用

新型スポーツシビックにも大型のリアウイングが装備されているが、やや繊細でフラットなデザインに変更された。また、先代の重要な特徴であった、中央に配置されたテールパイプも踏襲されている。しかし、従来は3本のテールパイプのうち、真ん中のパイプが他の2本よりも小さかったが、今回は一番大きくなっている。

スポーティーなアクセントが施されたインテリア

インテリアを見ると、新型シビックの水平基調のコックピットはそのままに、タイプR専用デジタルメーターグラフィック、スポーツシート、アルミニウム製ギアノブなどが装備されている。そしてもちろん、黒と赤のタイプRワールドとなっている。

性能データロガー「Honda LogR」が改良され、収集したデータをスマートフォンのアプリに送信するようになった。そのため、ドライバーはさまざまな測定値をリアルタイムでモニターし、記録することができる。また、ドライビングモードのセッティングもスポーツ向けにトリミングされており、「コンフォート」「スポーツ」「+R」の各モードで、6つのパラメーターを個別に設定することが可能となっている。

インテリアは通常の「シビック」から引き継がれているが、赤い専用トリムなど、シビックをさらに引き立てる装備が施されている。
インテリアは通常の「シビック」から引き継がれているが、赤い専用トリムなど、シビックをさらに引き立てる装備が施されている。拡大

リーク情報によりスペックが判明!?

性能データについては、ホンダはまだ正式なコメントを出していない。しかし、データリークによれば、2リッター4気筒VTECターボを搭載する新型シビック タイプRは、330PS/6500rpmと420N・m/2600rpmを発生する可能性があるとのことだ。そのパワーユニットは、先代モデルでは2リッターの排気量から最高出力320PSと最大トルク400N・mを引き出していた。ちなみに、ホットハッチのライバルの、現行「フォルクスワーゲン・ゴルフR」の2リッターTSIエンジンは、320PSの最高出力を誇っている。

6段マニュアル変速機を搭載

新型シビック タイプRには、マニュアルギアボックスが搭載される予定だ。6段ギアボックスをさらに進化させ、ドライバーとクルマがよりダイレクトにつながる感覚を実現している。最適化されたブレンボ製ブレーキシステムが減速に寄与している。

新型シビック タイプRは前輪で駆動し、19インチのホイールとカスタマイズされた「ミシュラン・パイロットスポーツ4 S」タイヤは、最適なトラクションを確保することを目的としている。そのポテンシャルは、この後のテストで明かされる。

「シビック タイプR」には大型のリアウイングが必須であり、これによってさらなる大きなダウンフォースを得ることができる。
「シビック タイプR」には大型のリアウイングが必須であり、これによってさらなる大きなダウンフォースを得ることができる。拡大

ノルドシュライフェで乗ってみた!

新型シビック タイプRは、発売が来年となるため、技術的なデータはまだ少ない。しかし、われわれAUTO BILDは、すでにレーシングタクシーとして予約し、いち早く助手席に座ることが許された。ビジュアル面では、お行儀がよく、随所に“普通”の「シビックe:HEV」の輝きが感じられる。

しかし、前輪駆動車のノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)でのラップタイプ新記録を達成するために、ホンダは部品の軽量化や空力特性の大幅な改善に力を注いできた。ターボチャージャーはよりコンパクトなハウジングに変更され、コンプレッサーブレードの最適化により、10~20PSの出力向上が期待できる。

さあ、いよいよ出発だ。助手席から見ると、すぐに新しいインテリアデザインが目に入る。先代同様、バケットシートはややふっくらとした印象で、着座位置は低めだ。

「シビック タイプR」がニュルブルクリンクで最速のフロントスクラッチャーになるという大きな野望を持っていることは、助手席からでも十分に感じ取れた。
「シビック タイプR」がニュルブルクリンクで最速のフロントスクラッチャーになるという大きな野望を持っていることは、助手席からでも十分に感じ取れた。拡大

高いグリップレベル、正確なステアリング

アルゼンチンのプロレーサーであり、ホンダのファクトリードライバーでもある、ネストル・ジロラミは、今日、AUTO BILDのためにシビック タイプRをドライブし、輝くようなクリーンなパフォーマンスで新型高性能スポーツコンパクトカーの素晴らしさをわれわれに印象づけた。新設計のエキゾーストシステムは、よりスポーティーで量感のあるサウンドを実現している。グリップレベルは非常に高く、熱的に最適化されたブレーキはシャープにかみ合い、非常に明確だ。また、以前は20インチだったホイールが、新たに19インチになったことも、ここでは役立っているようだ。

あわせて、ギアスティックも一新され、素晴らしいレブマッチングが、さらによく効くようになっている。しかし、最も印象に残ったのは、新型タイプRが旋回時にリアと協調し、最適なポジションをとれるという遊び心だ(少なくともジロラミはそう思っている)。来月には、われわれAUTO BILDは自ら新型シビック タイプRのハンドルを握る予定だ。楽しみで仕方がない!

(Text=Robin Horning, Katharina Berndt and Sebastian Friemel/Photos=Honda)

記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)

 

 

19インチアルミホイールの奥には、さらに進化したブレンボ製ブレーキシステムが搭載されている。
19インチアルミホイールの奥には、さらに進化したブレンボ製ブレーキシステムが搭載されている。拡大
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