ベントレー・コンチネンタルGT V8コンバーチブル(前編)
2022.09.04 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者であり元レーシングドライバーの池沢早人師が、「ベントレー・コンチネンタルGT V8コンバーチブル」に初試乗。かつてジャガーやロールス・ロイスといった英国車もたしなんだという漫画界のレジェンドは、いかなる感想を抱いたのか。初めてのベントレー
最高出力550PSの新開発4リッターV8ツインターボエンジンを搭載する、超絶ラグジュアリーな4シーターオープン、ベントレー・コンチネンタルGT V8コンバーチブルから降りてきた巨匠の顔がほころんでいる。意外にも、気に入ったのだろう。
ここでいう巨匠とは、漫画界のレジェンドにしてガチな元JGTCレーサーでもある池沢早人師先生。「ロータス・ヨーロッパ」や「ポルシェ911ターボ(930型)」に始まり、数々のスポーツカーあるいはスーパーカーに乗ってきたレジェンドが、言ってみれば「お金持ちがのんびり流すためのクルマ」に顔をほころばせるとは、正直いかがなものか? 池沢先生は一体どうしてしまったのか……なんてことは言えませんが。
先生、ええと、お気に召したようで?
「ええ、お気に召しましたとも! 結論から申し上げると、これは素晴らしいクルマですね。感心しましたし、ある意味感動もしています」
池沢先生がベントレーのコンバーチブルをドライブする姿がレアなら、それに感動するというのも意外です。
「そうですか? 確かにベントレーを運転したのは今日が初めてで、これまでは知人が運転するベントレーの後席に乗ったことがあるぐらいでしたが、1970年代とか80年代は、僕もジャガーのセダンやロールス・ロイスとかの英国車を気に入って乗っていたんですよ」
そ、そうでしたか。失礼ながらまったくイメージにありませんでした。では、その最新ベントレーのお味は?
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