日産が新型ミニバン「セレナ」を発表 進化した第2世代「e-POWER」を搭載

2022.11.28 自動車ニュース webCG 編集部
日産セレナ
日産セレナ拡大

日産自動車は2022年11月28日、ミニバン「セレナ」をフルモデルチェンジし、ガソリン車を今冬に、「e-POWER」搭載車を2023年の春に発売すると発表した。

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縦3連のヘッドランプやイルミネーションランプ、大型のラジエーターグリルが目を引く新型「セレナ」のフロントフェイス。
縦3連のヘッドランプやイルミネーションランプ、大型のラジエーターグリルが目を引く新型「セレナ」のフロントフェイス。拡大
新型「セレナ」の最上級グレード「e-POWERルキシオン」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4765×1715×1885mmと発表されている。
新型「セレナ」の最上級グレード「e-POWERルキシオン」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4765×1715×1885mmと発表されている。拡大
新型「セレナ」のホイールベースは全車共通で2870mm。「XV」以上のグレードには、両側ハンズフリーオートスライドドアが標準装備される。
新型「セレナ」のホイールベースは全車共通で2870mm。「XV」以上のグレードには、両側ハンズフリーオートスライドドアが標準装備される。拡大
リアウィンドウ部分が独立して開閉する「デュアルバックドア」を全車に標準装備している。
リアウィンドウ部分が独立して開閉する「デュアルバックドア」を全車に標準装備している。拡大
12.3インチサイズの液晶メーターが標準装備される新型「セレナe-POWERルキシオン」のインストゥルメントパネル。スイッチタイプとなる電制シフトセレクターは、全グレードに採用される。
12.3インチサイズの液晶メーターが標準装備される新型「セレナe-POWERルキシオン」のインストゥルメントパネル。スイッチタイプとなる電制シフトセレクターは、全グレードに採用される。拡大
「セレナe-POWERルキシオン」のフロントシート。同グレードには、左右シート間にアームレスト付きのセンターコンソールボックスが備わる。
「セレナe-POWERルキシオン」のフロントシート。同グレードには、左右シート間にアームレスト付きのセンターコンソールボックスが備わる。拡大
新型「セレナ」のキャビン。「e-POWER」搭載モデルにも8人乗りが初めて設定された(写真は7人乗り)。
新型「セレナ」のキャビン。「e-POWER」搭載モデルにも8人乗りが初めて設定された(写真は7人乗り)。拡大
3列目シートにもスライド機構を標準で装備。この3列目を含め、全席にスマートフォンや財布などを置ける小物入れが用意される。
3列目シートにもスライド機構を標準で装備。この3列目を含め、全席にスマートフォンや財布などを置ける小物入れが用意される。拡大
「e-POWER」専用となる新開発の1.4リッター直3エンジンを組み合わせた第2世代e-POWERは、発電用のエンジンが最高出力95PS、最大トルク123N・mを、モーターが同163PS、同315N・mを発生。
「e-POWER」専用となる新開発の1.4リッター直3エンジンを組み合わせた第2世代e-POWERは、発電用のエンジンが最高出力95PS、最大トルク123N・mを、モーターが同163PS、同315N・mを発生。拡大
新型「セレナ」ではグレードや搭載されるパワーユニットにかかわらず、全車に16インチホイールを採用。写真は「セレナe-POWERルキシオン」で、「ハイウェイスターV」以上のグレードではアルミホイールが標準装備となる。
新型「セレナ」ではグレードや搭載されるパワーユニットにかかわらず、全車に16インチホイールを採用。写真は「セレナe-POWERルキシオン」で、「ハイウェイスターV」以上のグレードではアルミホイールが標準装備となる。拡大

Mクラスミニバンで最大の居住空間

今回登場した新型セレナは、1991年に登場した初代から数えて6代目にあたる。初代から受け継がれる「BIG」「EASY」「FUN」のコンセプトを具現した室内空間の広さや利便性に「CONNECT」のキーワードを加え、車内Wi-Fiや「乗る前エアコン」などの機能を盛り込み、移動時の利便性や快適性も追求。最先端技術を用いたさまざまな機能や装備の充実を図ることで、家族との大切な時間を楽しむことができるミニバンとしてさらなる進化を遂げたという。

親しみやすさを感じさせながら、より上質でモダンな要素を取り入れたと紹介されるエクステリアデザインは、フロントに組み込まれた縦3連のヘッドランプやイルミネーションランプ、大型のラジエーターグリルが目を引く。すべてのランプをLED化し、先進性と美しさにもこだわっている。

ガソリン車とe-POWER搭載車に設定されるエントリーモデルの「X」や、その上級グレードとなる「XV」は全長×全幅×全高=4690×1695×1870mm(先代のXおよびXVグレードモデルは同4685×1695×1865mm)、ホイールベースが2870mm(同2860mm)と、5ナンバーサイズに収まるボディーサイズだが、スポーティーなフォルムがセリングポイントとなる「ハイウェイスターV」や今回の新型で初設定された最上級グレード「LUXION(ルキシオン)」は、全長×全幅が4765×1715mmと、3ナンバーサイズになっている。

インテリアは先進的で上質な広々とした空間を意識しながらも、細やかなこだわりを詰め込んでいる。運転席は、視界を遮る凹凸を減らすことで運転のしやすさを向上。シートは素材の高級感と、食べこぼしやゴミなどが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしてしまったときもふき取りやすいといった機能性を両立する。また、全席にスマートフォンなどを置ける小物入れも設定。500mlの紙パックが入るドリンクホルダーやUSB電源ソケットを1列目から3列目までに用意している。

e-POWER専用エンジンを開発

Mクラスミニバンで最大の広さを誇るキャビンは、運転席の足の通過スペースが先代モデルから120mm拡大され運転席と助手席の間の移動がしやすくなったほか、シートスライド機構を3列目にも標準で装備。3列目シート後端からバックドアまでの荷室長はクラストップとなる342~462mmで、ゴルフバッグが縦積みで4個搭載できる。e-POWER車に初めて8人乗りモデルが設定されたのも、新型セレナの特徴である。

コックピットは、7インチまたは12.3インチサイズのメーターパネルと、統合型インターフェイスディスプレイが組み合わされた横長のインストゥルメントパネルや、日産としては初めてのスイッチタイプとなる電制シフトセレクターの採用などで、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性を実現している。また、Xグレードの2WDモデル以外には、全車でプラズマクラスター搭載フロントオートエアコン+リアオートエアコンが装備される。

先進運転支援技術については、「プロパイロット」が全車に標準で装備され、最上位グレード「e-POWERルキシオン」には、ナビゲーションで目的地を設定すると高速道路の本線に合流後にナビ連動ルート走行を開始し、状況に応じて同一車線内でステアリングから手を放すハンズオフも可能(40km/h以上の速度)とする「プロパイロット2.0」が標準で装備される。

前方障害物に対する操舵回避の際にドライバーのステアリング操作を支援する「衝突回避ステアリングアシスト」や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することができるメモリー機能付きの「プロパイロットパーキング」も日産車として初搭載されるほか、e-POWERルキシオンにはリモコン操作で車両の出し入れが可能となる「プロパイロットリモートパーキング」も搭載している。

パワーユニットは新開発の1.4リッター直3のe-POWER専用エンジンを組み合わせた第2世代e-POWERと、2リッター直4ガソリンエンジンをラインナップ。前者は発電用のエンジンが最高出力95PS、最大トルク123N・mを、モーターが同163PS、同315N・mを発生。後者は同150PS、同200N・mを発生する。

ラインナップと価格は以下のとおり。
【純ガソリンエンジン車】

  • X:276万8700円
  • XV:308万8800円
  • ハイウェイスターV:326万9200円

【e-POWER】

  • e-POWER X:319万8800円
  • e-POWER XV:349万9100円
  • e-POWERハイウェイスターV:368万6100円
  • e-POWERルキシオン:479万8200円

ガソリンエンジン車の4WDモデルも設定される予定で、発売日や価格などについては後日発表される。

(webCG)

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